2000年発売。トップはシトラスがありますが、シトラス以外にバジルのキリッとした香りが印象的です。基本はグリーン系で、フローラルというよりもフレッシュハーブの印象が強いですね。香りの持続はそれほど長くはありません香りたちも強くはなく、すっきりしたフレッシュな香りで、時間が経つとシトラスが消えてフレッシュグリーンフローラルへとかわり、ベースのウッディはそれほど主張しないままミドルで終わる感じです。

男性の愛用者も結構いるような気がします。これはユニセックスで使えますよね。ボトルもキャップをひねるとスプレーが出てくるという、キャップを失くさないタイプです。

(03/07/2006)

Alberto Morillasの調香で、当初はEdTのみだったのですが、後年になってEdPへと切り替わったようです。ただ、現在は廃番となってしまっていますが。発売されていた頃に愛用されていた方も多いのではないでしょうか? とても時代を感じさせるアロマティックなフローラルで、微かなフルーツがアクセントとなって広がります。フローラルノートが華やかなブーケではなく、繊細な合成香料のレイヤーで表現されているため、とても明るくフレッシュで、華やかではなく透明感を保ったままウッディムスクへと引き継がれていきます。

15年の時を経て、香りは劣化しており、とてもオイリーな香りがベースに感じられるようになりました。ヴァイオレット系のウッディノートが劣化しているような感じで、悪臭ではありませんが、好ましくはありません。お手元にこの香りがある方はお試しの上、劣化が感じられない場合は、早めに使いきった方が良いでしょう。30mlのボトルは本当に可愛らしい手のひらサイズで、それが日本人に好まれた理由の1つになったのではないでしょうか。

(13/04/2021)