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Eau d'Ete 2000 / オーデテ 2000


<香 調> スイートフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 125ml
<濃 度> Eau Parfumee

トップ
不明
ミドル
ラスト



1997年より2015年まで9年間毎年サマーフレグランスとして発売されていた香りの2000年バージョン。アルコールフリーで軽やかなパフメとしたことで、容量も125mlとなりました。

 

 

コレクターが多かったボトルは、毎年ドレスを変えて発売されていたのですが、2000年はタヒチアンドレスがデザインされていました。ただ、ボトルに施されたプリントは驚くほどチープで、当時の資生堂BPIがいかに力を入れていなかったのかがわかります。プリントもズレてしまっていますし、プリントのつなぎ目は色が重なって醜くなってしまっています。またスプレー下のカシメ部分とボトルネックの形が合っておらず隙間が出来てしまい、取って付けただけのような雑なつくりに感じらてしまうのです。2015年に終了となったのは、その年にPuigグループへ知的財産権が移ったからに他ならず、Puigグループはボトルのデザインを変えたり、タイトルを変えたりして新たなスタートを切ったのでした。

一応、香りはClassicを踏襲し、その香りのオパフメとされていたようですが、お世辞にも良い香りだとは言えない香りで始まります。それはアルコールフリーであることが要因なのかもしれませんが、下記がクラシックの調香。

トップ:ペア、マンダリン、オレンジブロッサム、ローズ、アニス
ミドル:ジンジャー、アイリス、オーキッド、プラム、イランイラン
ベース:アンバー、ムスク、バニラ

おそらく、20年前はもっと瑞々しくオレンジブロッサムが漂うトップで始まっていたのだろうと思わせるスイートフローラル調のオレンジブロッサムでスタートし、次第にハニー調のフロリエンタルへと変化していきます。とても控えめなフロリエンタル調で、クラシックの濃厚感はなく、サマーフレグランスとしてかなり軽やかにした印象を受けます。少しトロリとしたテクスチャーのフレグランスウォーターという感じなのですが、この基剤となっている成分の匂いがトップで悪臭として香ってしまうため、長く保管されていた方はご用心を。

(20/07/2020)

 

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