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Le Male / ル・マル


<香 調> フゼア
<仕 様> メンズ
<容 量> 75ml
<濃 度> EDT

トップ
ミント、ラベンダー、ベルガモット
ミドル
シナモン、クミン、オレンジブロッサム
ラスト
バニラ、トンカビーン、サンダルウッド、シダーウッド



1995年発売で、調香はFrancis Kurkdjian。彼はこの香りのヒットで調香師としての名声を手にしました。

 

 

とにかくフランカーが多く、春と秋に夏と冬に向けた限定品を発売するため、どれがどれなのか、いつのものなのか区別がつきにくい商品ですが、オリジナルはまだ廃番ではなく、残っています。それがこのボーダーシャツを着たデザインで、トルソ形のボトルが有名です。香りは取り立てて大きな特徴があるわけではないのですが、メンズのフゼアと言えば・・・という少し年齢層高めのクラシックなフゼアではなく、もっとあっさりと使える形にしたところが受け入れられたのでしょう。パチョリやモスのベースではなく、アンバーテイストでもなく、少しバニラの甘さを加えたラベンダーバニラを軸に、微かにミントをアクセントにした香りとしたのです。シナモンやクミンのアクセントはほとんどわがらず、ミントの残り香とラベンダーが爽快に広がります。ゼラニウムとパチョリのベースがなく、フレッシュノートもジヒドロミルセノールではないため、トニック的なメンズ香ではなく、とてもアロマティックで清潔感のあるラベンダーとなっています。

 

 

広告は時代によっていろいろと変化しましたが、少しやんちゃ風な若者がイメージとなっていますので、ターゲットもまさにその世代。10代、20代の若者たちが、初めて使う香水にぴったりだと思います。香水好きな方たちには少し物足りないシンプルさだと思いますが、限定のサマーフレグランスなどは清潔感もあり、初めての1本にぴったりだと思います。

(08/07/2020)

 

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