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Aqua Sextius / アクア・セクスティウス


<香 調> シトラスアロマティックウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 7ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ベルガモット、ライム、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、グリーンノート
ミドル
ミント、ユーカリ、マリンノート、ミモザ、ホワイトフローラル、フィグ
ラスト
ラブダナム、アンバーグリス、シダーウッド、ガイヤックウッド、オークモス、ムスク



紀元前123年、古代ローマのコンスル(執政官)だったGaius Sextius Calvinusがこの地を訪れた際、水が豊富なこの場所をAqua Sextiusと名付けたことが起源で、Aix-en-Provenceとなった・・・というストーリーが残されています。そう、2014年の春にお披露目された4つ目の香りは、Aix-en-Provenceをテーマとした香りとなりました。

 

 

AixはもともとAquaだったということを物語るように、市内には大小様々な噴水があり、そのままのタイトルのThermes Sextiusというスパホテルもあったりします。ちゅうど10年前にこの地を訪れたことがあるのですが、その際の画像を掘り起こしてみても週末だったようでマーケットばかりが映っており、残念ながら上記のような美しい噴水は見つかりませんでした。でも、通りのあっちこっちに噴水や泉があったことは今でも覚えています。

 

 

今回の調香は前3作とは違いCecile Zarokianが担当です。当初、水の香りがテーマであり、アクアティックにまとめられるのだとしたら、しかもそれがパルファム濃度で香ったらパワフルに広がるのでは・・・と予想していたところ、なんと彼女はミントやユーカリの香りをアクセントとし、全体を柔らかなアロマティックノートでまとめたのです。トップではシトラスノートがアロマティックなグリーンと共に香り、ミドル以降もマリンノートはほとんど分かりません。軽やかでシンプルなフローラルノート(LilialやSalicylate系のフローラルノート)が豊富で、高濃度でも香りは柔らかく、時間と共にフィグ系のウッディノートへと変化して落ち着きます。ラブダナムやアンバーグリスノートも強くはなく、モスが微かに感じられるかな、という程度で、全体的に穏やかさを感じる香りとなっています。そう、ちょうどAix-en-Provenceの炎天下から逃れ、噴水の横に腰掛けて一息ついた時のようなリラックス感、そして爽快感。そういったものを香りとして表現したのではないでしょうか。テーマは水ではなく、水のある風景という感じです。

(08/07/2014)

 

 


 

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