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Garuda / ガルーダ


<香 調> オリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 5ml
<濃 度> Parfum extrait

トップ
ベルガモット、オレンジ、クミン、ピンクペッパー
ミドル
カンボジアンウード、サフラン、ラム
ラスト
パチョリ、ティンバーシルク、ジャワベチバー、シダーウッド、カシュメラン、アンバー、バニラ、ムスク



2015年発売のLes Whiteコレクションの1つ。テーマはカンボジアのアンコールワット遺跡で、そこに彫刻として刻まれているガルーダがタイトルとなりました。ガルーダとは、インドの神話に登場するヴィシュヌ神の乗り物となっている聖鳥。身体は人間ながら、鷲ま頭部、くちばし、黄金の翼、爪を持つ鳥で、タイやインドネシアの国章にもなっています。

調香はNea同様にLuca Maffeiが担当。

トップではジューシーなオレンジが強く弾け、シトラスアンバーウッディが広がるのですが、シトラスが薄れた頃からオリエンタル色が濃厚となり、スイートアンバーウッディへと変化していきます。ウードらしいウードっぽさはあまりなく、ウードを軸にした香りではなく、アンバーウッディを用いてウードの雰囲気を加味している、という程度のもの。ティンバーシルクとは香水にとにかく頻繁に使用されるIso E Superの兄弟版の香りなのですが、こちらにもきっと大量に使用されているのでしょう。カシュメランとムスクがバニラと共に混じって溶け合い、ウードが少し香るアンバーウッディ、特にラストはアンバーとなって消えていきます。

この香りが果たしてどれほどアンコールワットにマッチするのか、偶然にも3月に旅行を計画していますので、この香りを付けて夕陽を浴びて金色に輝くというガルーダをこの目で見てきたいと思います。旅行先の香りが決まっているというのも楽しいものですよね。展示会でお二人にお会いした際、僕にとってはその日のためにあるのではないかと思えましたから。

(30/10/2015)

 

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