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四季の香り〜金木犀〜


<香 調> フローラルウッディ
<仕 様> レディース
<容 量> 12mlくらい
<濃 度> ?

トップ
不明
ミドル
ラスト



以前に発売されていたお土産品のうちの1つで四季の香りシリーズの金木犀です。もう、見た目からしてちょっとクオリティが低いので手にするのが躊躇われますが、香りはそうでもありませんでした。化粧品の製造業許可を得ていながら、日本語のラベルがあまりにも簡素で製造元、販売元、成分、国等情報が抜けすぎているのが気になります。安心して使えないのでは・・・?
(もちろん発売当時はそこまで表記しなくとも良かったのかもしれませんし、あったのに剥がれた可能性もあります)

香りはボトルやラベルほど酷いものではなくて、ビンを開けた瞬間からキンモクセイの華やかな香りが広がります。合成香料で再現しても芳香剤だと言われるほどの香りにもなりにくいのですが、これはトップノートだけとてもきれいにまとまっています。精油のキンモクセイは使っていないようですから別の香料で組み合わせているのだと思いますが、本当にトップノートだけ生花のキンモクセイの良い香りがします。ただ、しばらくするとアイリスとヒノキとかシダーウッドの乾いたパウダリーウッディさとグリーン香が出てきてシトラスとアプリコットが香る瑞々しいキンモクセイではなくっなてしまいます。その間わずか1分。1分の命でしかなかったキンモクセイですが、それ長く続いたら素敵だったのに・・・、と残念な気持ちに。ミドルノートに出てくるウッディ等は精油の良い香りで質は良いのだと思いますが、残念ながら使ってい楽しいと思えるミドルノートではありませんでした。(だから商品がなくなってしまったのかもしれませんね)

トップノートだけのシングルフローラルであれば、武蔵野ワークスよりずっと再現が忠実で綺麗だと思いますし、ミドルのウッディノートとアイリスっぽさが消えた後のラストノートはまた金木犀っぽさが復活してこれはこれでありかも、という形を成していますので、途中を我慢したら僕はわりと好きかもしれません・・・。(ただ、生々しいと感じる人もいるのかも・・・)

香りはコロン並みの軽さではなくて、しばらく持続しますので10パーセントくらいにはなってそうですよ。

(13/08/2008)


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