「思いやり」の心をテーマに人々の心をなごませる「微笑みの女神」をデザイン。2008年は栄光の天使で、祝福の天使、絆の天使と続きます。

まるで柔軟剤のような可愛らしいフルーティーフローラル。限定品として予約製造しているようなので、とても豪華な香りをイメージしていたのですが、やはり流行そのものを表現しているんですね。その年の流行を香りとすることで、毎年変更していける、在庫を持たなくて良い、みたいな。アップルとローズがホワイトローズと重なるのですが、ラストノートは柔らかな(グリーン)ベチバー系ウッディムスクになって落ち着き消えていきます。10代、20代の女性なら可愛らしく使えそうですが、30代となるとちょっと可愛らしすぎるかな、という雰囲気ですね。どちらにしても、香水ビギナーターゲットな幅広く愛される2009年版のフルーティーフローラル。どうしても化粧品会社だとこういったシャンプー、柔軟剤、コスメ系の香りに偏りますが、1つくらいブランド価値を湛えた本格的な「香水」を打ち出して海外進出して欲しいです。

(07/07/2010)