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Sampleレビュー

■Kenzo Amour (2007年)

インド、日本、ベトナムを旅行してインスピレーションを受けたということで、調香にも現れています。 香りを手がけたのはFirmenich社の若手Daphne BugeyOlivier Cresp

トップ:チェリーブロッサム、お米、ホワイトティー
ミドル:フランジパニ、ヘリオトロープ
ベース:タナカウッド、バニラ、ムスク

タナカウッドって何? thanaka woodなんですけど、タナカは田中?
と思ったらベトナムで樹液を顔に塗るんだそうです。樹液を素肌に塗ることで肌を紫外線から守るという伝統的な化粧らしいですね。その原木の香りということになります。インド、ベトナムというよりアジアでしょうか。バニラは中国、フランジパニはタヒチ産とのこと。ボトルは3種ありますが、サイズによってカラーが違うんですよ。このボトルはインテリアにもなりそうな素敵さなのですが、並べるなら3本ないとインパクトないような気がして躊躇してしまいます・・・。いや、1本でも可愛らしいですけどね♪

香りは、調香の通りにトップからホワイトティーが香ります。少しだけパウダリーさがあるのはチェリーブロッサムなのかな。お米とあるのも、ライススチームの甘さ、ほんのりとした感じを出しているものだったら分かる気がします。タナカウッドは分かりませんが、ウッディはベースにちゃんといて、しっとりと香っていますね。これ、レディースの香りとして発売してますけど、ユニセックスで平気ですよ。フランジパニなんてほとんど分からないし。フローラルっぽさというよりも「お茶系ウッディ」でスタートした印象です。香りは次第にパウダリーさを強めていって、ヘリオトロープが強くなります。ヘリオトロープってば華やかなフローラルではないので、これまた落ち着いたパウダリーな香りなんですよ。

うーん、オリエンタルでアジアだ、インドだと言うほどアジアを感じない香りです。いや、中国だったらあり得るのかなぁ。スパイスがないんですよ、スパイスが。香りが引き締まった感じになっていなくて、ほわ〜んと漂う優しい香りなんです。チェリーブロッサムの他社製品に通じる香りも確かにしていますので(クマリン)、服もあまり選ばずにカジュアルに使えそうです。(12/02/2008)

 

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