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Muschio di quercia / オークモス


<香 調> シプレ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> 不明(EDTくらいだと思います)

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オークモス
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オークモスの精油を希釈しただけのシンプルな香りです。オークモスはイタリア語ではオークのムスクと表記します。オーク(樫)の樹に付着している苔で、腐食的で土っぽい香りと、森林のグリーン香が重なった感じの香りです。一言で言うと「渋い」。でも、シプレノートの香りはこれが基本になっているんです。パチョリが強めに出たものもそうですが、基本はオークモスです。樫以外のものは、シダーモスだったりツリーモスと種類がありますが、質の良いものはオークモスのようです。色は画像のように濃い緑色です。緑というより緑褐色です。苔をそのまま粉末にしてしまったような色ですよね。

天然のオークモスは採集されてから1日だけ適切な湿度と温度管理されることで化学作用を受けて香りが変化するそうです。持続性、保留性に富んでいることがベースノートに最適なのです。

単純な精油の希釈ですが、その香りはとても力強く、苔むした樹林の下地の香りに少しレザーを思わせる深みがあります。全く甘さのないオークモスの単体はそれだけで1つの香水として成り立つのではないかと思うくらいに存在感があります。

クラシカルな香水には欠かせない香りで、大人っぽさを上品にまとめる香りです。シプレノートというもの自体がわからない方は、こういう精油希釈のものを香ってみると香りを建設的に捕らえることが出来ますよ。

(17/11/2007)

 

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