Orientalissimo / オリエンタリッシモ

<香調>　フロリエンタル
<仕様>　ユニセックス
<容量>　16ml
<濃度>　EDT

トップ	ローズ、ジャスミン、チュベローズ、スティラックス、カストリウム、レザー、バニラ
ミドル
ラスト

Scent of Soul 03にてレヴューしていた香りで、この香りのオリジナルのタイトルは「Attar Maulana」でした。スーフィー教の今のシャイフ(長老)のために、彼の愛弟子とともに考案したフレグランスです。長老をたたえる為、ボトルには彼の名前のカリグラフィーが描かれています。瞑想時に合う、樹脂やスパイス、ウッディノートを使用したオリエンタルな香りとなっています。

(17/11/2007)

正式タイトルのAttar Maulanaはシャイフの名前なんでしょうね。上記の4年前の自身のレヴューと、現在のオフィシャルサイトの調香が一致せずにリフォーミュラされたのかと疑いました。ローズ、ジャスミン、チュベローズよりもオリエンタルノートが強かったからです。でも、改めて以前のものと比較してみたら、調香は同じで、きちんとフローラルがオリエンタルノートの中から現れるのです。肌に乗せた瞬間は上記のレヴューのようにスパイシーな樹脂香が出てくるのですが、その奥から香りだすフローラルノートの中にはきちんとチュベローズアブソリュートがあるのです。ローズやジャスミンがチュベローズと共に溶け合い、一つ一つの香りではなく全体的なフローラル感としてまとまっているため、とてもバランスの良い香りとなっていて、ミドル以降はスティラックスの甘さが肌に残ります。ラストノートは少しアニマリックなカストリウムが(もちろん本物の動物香料を使用しています)スティラックスと重なり、どんどんオリエンタルに歪んでいき、最終的にはスティラックスとバニラが甘くセクシーに残ります。

(13/10/2011)

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