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Sandalwood / サンダルウッド


<香 調> ウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

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サンダルウッドの精油希釈
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このブランドにはオーストラリア産のサンダルウッドとマイソール産のものとあるのですが、オーストラリア産は70ユーロでマイソール産は90ユーロ(15,000円くらい)です。手元にありますこのサンダルウッドはオーストラリア産で学術名を「Santalum spicatum」と言います。マイソール産は「Santalum album」という微妙に違う種類になります。

オーストラリア産のものは成長が早い種類で、プランテーション栽培されているので比較的安定供給が可能なのですが、マイソール産のものは生育に50年かかる上に、上質なもの(心材)はほぼ100パーセント宗教に回ります。アロマの世界よりも宗教の方が優先なのは仏教国インドだからです。現在、マイソール産のものは国が管理をしており、マイソール産以外のものをマイソール産と名乗ることは出来なくなったために入手がとても困難になってきています。精油として販売されているものの多くはすでに希釈してあったり、マイソール近辺のインド産のものを名乗っているだけの可能性が高いと思います。

そんな貴重なマイソール産ではなくて、比較的まだ入手の可能なオーストラリア産のサンダルウッドなのですが、香りはふんわりと少しパウダリックなウッディです。ウッディの中でも独特の柔らかさを持っており、この香りが好まれて珍重されてきたということがわかります。精油の希釈でしかないのに、すでに完成されている感があるのが不思議で、樹木が育ってきた年月を感じさせる深みのある香りになっています。(少し香ばしさがあって、おが屑というよりも木を割った時の香りっぽいです)

市場の精油だとここまで深みがないような気がするのですが、この製品に使われている精油の質が良いのか市場のものが悪いのか。Palazzo Vecchioのインドのサンダルウッドと比較すると、Palazzo Vecchioのものがやはり香水として使いやすくまとめられていることが理解できます。(濃度も高いですし)

(17/11/2007)

 

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