1■Cuore di Rosa(Rose Heart) 〜The perfume of the Heart〜

シトラス、ウッディ、ローズなど

香料の中でも中心的な役割を果たすローズですが、この香りのメインはローズです。アロマテラピーや代替医療の中でローズの芳香は安心感や幸福感を与えると言われています。心をケアするローズの香りにウッディを合わせ、深みのある香りとしています。すっきりとしたローズだけではなく、ウッディもしっかり感じられる香りです。「ロマンチックな独身女性や、人生のロマンスを夢見る既婚女性に愛されます。」だそうです・・・。夢見がちな人専用ということなんですね・・・。


2■Tasnim(Tasnim) 〜The perfume of the warrior poet〜

イランイラン、エジプシャンジャスミン、トンカビーン、バニラなど

Tasnimとは楽園にあると言われている泉の名前です。基本的にフローラルと言えばレディースの香りが多いのですが、フローラルを好む男性はとても多いのが事実です。この香りはとてもイスラム的です。イスラム教のイメージというと、戦争であったり、闘争のイメージが強いのですが、本当は預言者マホメットに代表されるように、何よりも家族を愛し、貧困者、客人などに対して手厚い保護を行うような穏やかで、紳士的、また詩的な面も持ち合わせているのです。

この香りのメインはイランイランで、船乗りが島に到着する前に、風に乗って香ってくるイランイランの香りで今の位置を確認出来たと言われるくらいの香りです。アロマテラピーの世界では、ストレス由来の精神系の病に利用されています。ホルモンを調整するように働きかける香りなのです。また、昔からイランイランり花はマカッサル油が主成分であるために、ヘアートリートメント剤としても使われてきました。

楽園の泉というタイトルの通りに、強い心と詩人のような穏やかさを併せ持つ人のための香りです。あまり甘さはなく、基本はジャスミンとイランイランの精油の香りです。


3■Oasis(Oasis) 〜The enchanting perfume〜

ローズ、チュベローズ、ジャスミン、オレンジブロッサムなど

自分の持っている女性らしさを包み込む香りです。香料の中でも特別高価な4種の花精油をブレンドした花々のラプソディーです。チュベローズの精油は生花と少し違っていますので、花々の精油そのものなのですが、想像されているフローラルブーケとは少し違うかもしれません。グリーン調があり、少しベチバーっぽい香りもしています。ラストノートはふんわりとしていてとても素敵です。自分自身に魔法をかけるこの香りに着替えて、パーティーに出かけてみませんか?


4■Hindu Kush(Indu Kush) 〜The new age perfume〜

インセンス、香木、ジンジャー、クミン、ナツメグ、ペッパーなど

延々と続くヒンドゥークシの山々は中央アジアとペルシア、インドの境界線です。神聖なるインダス川の最初の一滴がここから始まります。この聖なる地は、時が止まったかのように昔のままの姿を保っています。

この香りは、生命の喜びをオリエンタルスパイスで表現し、精神面をインセンスとウッドで表しています。インドの市場を散歩しながら歩き回り、ふと立ち止まった寺院の開いた扉を押し開けて入った時、そこでは人々が瞑想をしているのに出会います。その場所から離れると、街中の生活音がすごく大きなことに気づくでしょう。全ての物事は相反する2面性を持っています。静と動の2面性を精神に置き換え、精神の調和を保つ香りとしています。甘みは少なく、ウッディの強いスパイシーウッディな香りです。


5■Cuoio Tartaro(Tartar Leather) 〜The couqueror's perfume〜

シベット、カストリウム、レザーなど

アフガニスタンの革製品ショップの香り。アフリカの夜にメンズの香りをプラスし、とても力強い香りとしました。自然な優雅さを感じるレザーの香りです。自分自身に自信のない方が、この香りを纏うことで強いパワーを得ることが出来ます。また、もともと自信を持っている方はこの香りを好む傾向にあるそうです。レザーノートは強いのですが、アニマルノートはそれほど強くはありませんので、とても使いやすくまとまっている香りです。


6■Fiore di Lago(Lake Flower) 〜The anti-depressant perfume〜

イランイラン、ローズ、イモーテルなど

抗うつの香りと名づけられたこの香りは、イタリアのロマーニャ地方の丘の上にある健康センターに依頼されて作り出したそうです。フローラルに草原の青々とした清清しい香りを加え、人々が本能的に慰められ、喜びを感じ、気持ちが上向く香りをテーマとしています。少しミントやヴァーベナも香り、すっきりとした香りなのですが、いわゆるロータスフラワー系のものではありません。心が弱く、挫けてしまいそうな時、心の隙間に入り込んで感情をコントロールするソウルフレグランスなのです。


7■Tabac(Tabac) 〜The perfume of tabac〜

タバコ、バニラ、シスタス、トンカビーンなど

タバコの香りがメインです。パイプタバコに使用される樹脂等の香辛料でアクセントを付けています。タバコ自体、アメリカでは儀式に使用されています。ファラオの墓でも見つかっていることから、その歴史は古代エジプトまで遡る植物なのです。アロマテラピーの世界では、0.1パーセントの希釈エッセンスを筋肉の緊張緩和剤として使用されます。香りがバイタルエナジーと精神に働きかけるのです。とても力強い男性的な香りで、人を惹き付ける力とカリスマ性を高める香りでもあります。バニラ、トンカビーンは控えめで、飽くまでもタバコがメインの香りとなっています。


8■Gianduia(Chocolate) 〜A bath in chocolate〜

ココア、バニラなど

ジャンドゥイアとはイタリアのトリノ名産の柔らかいチョコレートの意味です。このチョコレートの香りは人々に幸福感を与えるものとして有名ですよね。抗うつにも効果があり、不機嫌、短気などの解消にも役立ちます。これは、バニラの芳香に飢えを緩和する作用があるからなのです。飢えを緩和することから幸福感を感じるのです。子どもが直感で自然と幸せを感じるようなチョコレートの香りを再現しています。お菓子そのもののチョコレートではなく、少しインセンスっぽい香りも含まれており、チョコレートになる前のカカオという印象です。(現在ではAMBER CHOCOLATEというタイトルに変更され、セット内容はMAYAに変更されています)

(17/11/2007)