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Sharif / シャリフ


<香 調> オリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 32ml
<濃 度> EDT

トップ
レザーノート、アロマティックウッディノート、アンバー、シベット等
ミドル
ラスト



2011年発売で、シャリフとはアラビア語で「高貴なる人」を意味しており、Balsamo della Meccaに続くアラビアンシリーズ2つ目の香りです。

アラブの人々の間では、高貴さ(気品ある姿)というのは貴族のような家系によるものではなく、個人の素質によって決まります。身分の低い人でも十分高貴になり得るのです。シャリフというのは砂漠で暮らす人たちにとって心の価値を決める大切な言葉です。このシャリフは、気高き気品を備えた人々が内側から輝きを放ち人を惹き付ける魅力を持っているように、この香りを使うと彼らのように人々を惹き付ける魅力に溢れるのです。シャリフは横柄ではなく誘惑する魅力を、傲慢ではなく優しさを、華やかさよりも優雅さを身に付けたアラブの高貴なる首長の香りなのです。

 

 

香りは中東のレザーノートにアロマティックウッディノート、アンバー、アーモンドのようなスイートオリエンタルな香りで、微かな動物香料のシベットが香りの奥底で香っており、日暮れにベドウィン族(砂漠の民)がラクダのキャラバンで移動しているような荒野の砂漠を感じさせてくれます。自分自身に自信を持ちたいときに使用すると良いでしょう。

というのがオフィシャルサイトの解釈です。実際の香りはというと、スティラックスやフランキンセンスを用いた少しドライな樹脂系の香りが軸となっていて、そこにパインニードルやジュニパーベリー、アニスなどのアロマティック香が少し重なっているような香りです。シベットはわかるほど強くありませんのでご安心を。ミドル以降はどんどんアーモンドというよりアニス風の甘さが際立ち始め、アニスとドライな樹脂香が軸となります。ラストノートは少しレザー調かな・・・と思う部分もありますが、基本的に軽すぎず重すぎず・・・という香りですので、オリエンタルな樹脂香がお好きな方には良いのではないでしょうか。とても上質で穏やかなギャルソンのインセンスシリーズという感じで、とても心地良いバランスです。

(12/08/2011)

 

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