*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

Daimiris / ダイミリス


<香 調> オリエンタルレザリー
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
サフラン、カルダモン
ミドル
ラム、アイリス、レザーアコード
ラスト
アンバー、ムスク



2010年発売。Pierre Guillaume(Parfumerie Generale)が調香を担当した香り。彼は外部のブランドも依頼されたら作るんですね。テーマカラーはパープル。アメジストのイメージで男性の視線を捉える女性のボディラインをイメージした香りとして表現したものだそうです。

 

 

レザーとかスパイスとか大好きな彼らしい調香だと思います。サフランのもわんとした甘さの中にレザーノートとアイリスが香ります。サフランとアンバーの甘さが一体となっているのですが、甘さそのものはアンバーの方がくっきりとしているのでレザーアンバー系の香りにアイリスが重なっている感じです。香りの変化はそれほど大きくなく、トップのみスパイスが瞬間はじけました。なんだかもう付けた瞬間からスキンアコードと言えそうな全体的にぺったりと肌に馴染んでしまう香りで、強く上に香り立つようなことがありません。もともとベースノートの要素が多いために香たちが強くはないのですが、ジワジワと肌と一体化して長く香る、という香りになっています。ご自身のブランドの製品よりも幾分使いやすく感じるのですが、それは気を使った、ということなのかもしれませんね。タイトルのダイミリスはダイム(レザー)とアイリスをつなげた造語なんでしょうけど、香りのイメージはレザーアイリスよりもレザーアンバーですから、Daimberっだったら良かったのに!

(20/10/2010)

 

 

このブランドの中で1つ選ぶとしたら・・・と最初に手にしたのはこの香りでした。ラインがどんどん増えてきましたが、最初に発売されて香りたちが後半のものよりユニークです。こちらは上記にもありますようにParfumerie GeneraleのPierre Guillaumeによる調香ですが、彼が他社製品を手がけることはとても稀です。

前回のレヴューの印象と多くは変わらず、サフラン調の柔らかなレザーノートにアンバーが重なっているというのが全体像で、ラムの香りは言われても気づかないほどわずかです。逆にカルダモンはそれとわかるほど入っているのですが、サフランに包まれてあまり特徴を出さずに香っています。この中のアイリスはパウダリーというよりもオイリーなニュアンスで、レザーの滑らかな感触を誇張するために使用されているようなもの。とても手触りの良いレザーの香りで、ワイルドではありませんので女性でも安心して使えるタイプですよ。濃度17%のEdPで、国内での販売価格は17,000円。

(03/02/2017)

 

<Laboratorio Olfattivo Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜