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Arpege Pour Homme / アルページュ・プール・オム


<香 調> パウダリースパイシーウッディ
<仕 様> メンズ
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
マンダリン、ピンクペッパー、ビターオレンジ
ミドル
アイリス、マテ、ナツメグ
ラスト
バニラ、トンカビーン、ウッディ



2005年10月に発売されたランバンのメンズです。エクラドゥアルページュのメンズではなく、元祖アルページュのメンズ版です。

核となっているのはそれぞれピンクペッパー、アイリス、ウッディですね。それにマテ。そう、トップからとてもスパイスが香るのです。付けた瞬間だけマンダリン、ビターオレンジが香りますが、すぐに消えて、スパイスとアイリスへと変わります。少しパウダリーさが落ち着いたところでバニラ、トンカビーンが優しく香りだす感じですね。甘さは強くはないものの、決して爽やかではなく、包み込むようなパウダリーさがあありますので、国内発売された10月なはとてもマッチしているように感じられました。

同じくパウダリーなメンズとしてはディオールオム、ゲランのアビルージュ等が思い出されますが、ディオールオムはもう少しドライで、ゲランはインセンス系です。

(04/07/2006)

 

すっかり記憶のかなたに追いやられてしまっていた香りでした。あれ? パウダリーなメンズの香りだった? と興味を惹かれての再レヴューとなりました。 Olivier Pescheuxによる調香のこの香りは、とにかくスパイスとシトラスが鮮やかに弾けて始まります。そこからはクマリンの効いたスイートウッディベースへと引き継がれていくのですが、それだけではなくメンズらしいスパイシーなフレッシュノートが結構使われており、全体を明るくリフトアップしています。アイリスはパウダリーではあるけれど、どちらかというとウッディムスクの中に溶け込んだ形で香り、アイリスがメインではありません。

このスパイシーなフレッシュノートは何だろう・・・ウッディノートにも通じる部分があるなぁ・・・としばらく考えていたのですが、アンバーウッディノートがフレッシュノートと共に香っているようにも思えてきました。特にIso E Superが大量に使われ出した頃でもありますので、たっぷり使うことで軽やかに仕立てた調香が、この頃から増えてきたのではないでしょうか。

ボトルの拝見にはボトル中央に向けた凹みがあり、キャップの内部と同じくブラックになっています。何よりもキャップがからからと空回りしてしまう甘いつくり自体に時代を感じますね。今だったら不良品でしょうから。

(09/04/2021)

 

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