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Whip / ホイップ


<香 調> シトラスウッディシプレ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 7.5ml、22.5ml
<濃 度> EDP、PdT

トップ
グリーンシトラス、カラブリアンベルガモット、タラゴン、ラベンダー、カルダモン
ミドル
ジャスミン、ヴァイオレット、アイリス、ガルバナム
ラスト
オークモス、ベチバー、パチョリ、レザーノート



 

オードリーヘップバーンのローマの休日が大ヒットし、エリザベス2世の戴冠式が行われ、27歳でイギリス王位に付いた1953年の発売。当初はメンズのサマーフレグランスとして作られたのだそうですが、女性にも人気だったことからユニセックスなオーデコロンとして復刻したそうです。もちろん濃度はEdPですが。

この9種の中に1つくらいはあって欲しい、そんな気持ちになるフレッシュシトラスで始まります。全体的に柔らかく大人しい雰囲気の香りが多い中でこれは一番動きを感じる香りですね。シトラスとハーブがスパークした後はゆっくりと渋めなエッセンスが香りだし、オーデコロンではないシトラスウッディ、それもグリーンなシプレ調の香りへと変化して消えていきます。フレッシュだけどベースはしっかりクラシカルにまとめられており、ラストノートのオークモスはかなり強めに香りますのでシプレがお好きな方向けでしょう。このオークモスは天然香料ではなくVerymossという合成香料のタイプです。

(03/10/2014)

 

 

復刻されたものと昔のものと比較をしてみると、復刻されたものの方が使いやすいユニセックス風になっていることがわかります。昔のバージョンも爽快なシトラスで幕開けしますが、香りはすぐにレザーへと移り変わっていくからです。タール系のレザーではなく、モス系の香りが重なるレザーで、その香り自体は柔らかくまとめられているのですが、少しメンズっぽく感じられるタイプかもしれません。復刻版に感じられるグリーンノートはオリジナルにはなく、よりシンプルな構成であったことが読み取れ、持続も長くはなく、トワレのように消えていきます。

(08/04/2019)

 

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