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Sampleレヴュー

 

■Petale de Oud (2019年)

力強くて魅力的、アラブの人々を幸せにする香り。

オリエンタルノート、ウード、ムスク

やはり中東色ということでウードが最初のシリーズに2つありました。1つは全くウードを感じなかったのですが、こちらは微かにローズをアクセントとしたウードに。これはウードだね、と安心して香っていたら、時間と共にどんどんウードではないレザーウッディへと変化していきました。この香りを滑らかにしているのはサフランで、サフランがトップではなくみどるから主張を始め、とても滑らかなレザーウッディへと導いていくのです。なんと柔らかなレザーなことか。ウードではないけれど、上質なスエードに包まれているような香りです。(02/07/2019)


■Musc Fruite (2019年)

何だかウキウキするような、春の香り。全ての香りに言えることですが、ちょっとコンセプトが弱いというか、ストーリーが少なすぎますよね。

フルーツ、フローラル、アンバー

トロピカルではない、少し控えめなフルーツを軽やかなフローラルノートとムスクで包み込んだ、というのが全体像で、アンバーというほどオリエンタルではありません。でも、良くあるフルーティーフローラルではなく、少しミルキーなムスクにフルーツが溶け込んでいく様子が、フルーツ牛乳のようにも感じられます。でも、そこまでフルーツは持続がなくムスクの方に比重がありますので、温かみのあるムスクを楽しむための香り。(02/07/2019)


■Dark Mimosa (2019年)

無邪気だけどセクシーで、幸せな日々を過ごすための香り。

ミモザ、フローラルノート、パウダリーノート、ムスク

ミモザをダークにするという発想自体がとてもユニークなわけですが、とてもフレッシュなパウダリーノートで幕開けです。それは天花粉のようなパウダリーノートなのですが、トップで賑やかに香るとすぐにスイートフローラルへと引き継がれていきます。ミモザというほど生花のミモザではないけれど、誰もが懐かしく感じられるような、母親のイメージにつながっていく香り。微かにミルキーなフローラルムスクがとてもフェミニンに残ります。僕はどこなくローズっぽい雰囲気をこのラストノートの中に感じます。(02/07/2019)


■Animal Doux (2019年)

全ての人が気に入るべきではない香り。一部の人たちだけが熱狂し、中毒になる。

フローラル、レザー、ウッディ

どれほどのアニマリックさなのかとドキドキしていたら、何とも可愛らしいアップルで始まりました。Petale de Oudのレザーとは間違い、こちらはクラシカルなイソブチルキノリンというレザーノートを使用した香りとなっています。ただ、その部分はとても控えめで、たっぷりのムスクが包み込んでいて、ジャスミン調のフローラルがアクセントとなって香ります。レザーというほどレザーではなく、レザー風のスイートウッディなムスクがメインですね。(01/07/2019)


■Oud Latte (2019年)

バランスの取れた美味しくて甘い、グルマンなウード。

ウードとありながら、通常のウードではありません。トップで一瞬だけウードを感じましたが、それはすぐにサンダルウッドへと変化していくからです。サンダルウッドとミルキーな香りはとても相性が良く、ココナッツが使われます。でも、これはココナッツではなくミルクで、おが屑のパウダリーさにミルクが重なり、静かにゆっくりと香り続けます。イメージは砂糖をたっぷりと入れたカフェラッテだそうですが、コーヒーのノートは感じられません。そもそもウードがどこにあるのかわからないほどなのですが、アラビア語でウードとはウッディを意味する言葉だそうです。(01/07/2019)

 

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