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Cuir Erindil / キュイール・エリンディル


<香 調> オリエンタルレザー
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
ベルガモット、マンダリン
ミドル
アニマルノート、レザー、ムスク、サンダルウッド、バニラ
ラスト
アロマティックノート、フランキンセンス、スパイス、アイリス、ミルラ



2014年発売の香り。ErindilというのはArtganiiのドラゴンのこと。貴族だけが乗ることが出来たドラゴンで、Erin Incensという貴族のための香り。彼はこの香りによってドラゴンを手なづけることが出来たそうです。だから、とてもパワフルでスモーキーでなくてはならなかった、と。ちなみに、この方はBorinとDanaaの息子だそうですから、王子ということですよね。

 

 

とてもどっしりとしたスモーキーレザーを想像していたら、なんだかとてもユニセックスで穏やかというか、品良くまとめられた香りでした。確かにスモーキーノートがありますし、レザーノートも香るのですが、ワイルドではなく穏やかで、レザーというよりも少しスモーキーなスイートアンバーウッディノートと言った方が納得出来そうな香り。とても滑らかですから、ドラゴンライダーは男性だけではなかったのかも・・・と、想像を膨らませてくれます。

(19/11/2015)

 

あれ? そんなにユニセックスだったかな? と、記憶を手繰り寄せてのフルボトルからの再レヴューです。確かにユニセックスではあるのですが、スモーキーノートがしっかりとトップから香るため、しっかりと力強く始まります。あぁ、これはレザーだよね、というタール系のレザーで始まった香りは、時間と共に微かにオレンジブロッサムを感じる柔らかなレザーへと変化していきます。スモーキーなタールの部分はトップで抜けてしまい、あまり持続をしないのです。そのミドルからラストノートは上記のレヴューのように少しスモーキーなスイートアンバーウッディで形作られたレザーノートで、トップほどワイルドさは感じられず、穏やかな香りで終わるのです。アニマルノートも結構あるようなのですが、肌の上では野獣化せず、控え目なアニマリックさを保っているなぁ・・・と思っていたら、次第にアニマルムスクとカストリウムが存在感を強めたラストとなりました。アニマリックなフレグランスにカテゴライズするほどではありませんが、アニマリックな香りが苦手な方は事前にお試しされた方が良いかもしれません。

2021年冬より、ボトルラベルとボックスのデザインが変更になりました。緩衝材をボトルの形にくり抜いた中にボトルを収め、ペーパーボックスに入れた、というスタイルです。またラベルとボックスには塗料が付着したようなデザインが施されています。オフィシャルの画像はグリーンの液体ですが、現行品は黄褐色ですし、以前よりもワイルドに感じられるので、少し変更されているのかもしれません。

(22/12/2021)

 

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