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Sampleレヴュー

■(untitled) l’eau (2011年)

Untitledのサマーフレグランスとしてオリジナルに続き翌年に発売された香りです。調香はオリジナル同様にDaniela Andrierが担当。

レモン、シチリアンマンダリン、スペアミント、ガルバナム、オレンジブロッサム、シダーウッド、フランキンセンス

オリジナルの香りにたっぷりのシトラスノートとミントを重ねたという、いわゆる「少し手を加えて新作とした」典型です。新たに新作を投入するよりもとても簡単ですので、近年はあらゆるファッションブランドがこうした手法を展開していますよね。その香りは驚くほど爽快なシトラスグリーンで、全身にスプレーしたいほど。いや、シャワーのように浴びたら気持ち良いだろうなぁ・・・と感じるのは、タイトル通りに水のようなイメージを感じ取っているからなのかもしれません。ミントは決して強くなく、グリーンノートも1つ1つがバラバラに香ることなく全てシトラスノートの中に包み込まれており、とても美しいレモンジュースのように弾けます。その後は次第に少しアロマティックな色を強めながら、冷たく肌から消えていくというとても儚い香りなのですが、価格も100mlのEdTが74ユーロとオリジナルよりも抑え気味ですから、気兼ねなく使えますよね。とてもシンプルな香りなのですが、これはかなりバランスを考えないと調和が取れない香りだと思うんですよ。簡単に思えて難しい、そんな調和だと思います。それでも香り自体に大きな特徴がない分、幅広い世代に受け入れらるでしょう。(12/02/2013)

 

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