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Mazzolari / マッツォラーリ




Mazzolari
マッツォラーリ

Le Rose
レ・ローゼ

Alessandro
アレッサンドロ
Carolina
カロリーナ
Marina
マリーナ
Musk
ムスク
Lui
ルイ
Lei
レイ
Patchouly
パチョリ
Vetiver
ベチバー
       
Sampleレヴュー
       

もともと香水を好きであった店主が20年前に1件の香水ショップを設立しました。そこは世界各国の製品が所狭しと並べられ、足の踏み場もないような小さな小さな香水ショップでした。そこからスタートした店舗は香水だけでなくスキンケア、バスラインも取り込み、ミラノの最も有名な化粧品店として成功致しました。18uであった最初の店舗は500uまで大きくなり、現在では、ミラノを中心に30店舗まで店舗数を増やしています。その多種多様な香水を扱うMazzolariが独自のブランドとして製造したのが「Mazzolari」です。このブランドだけではなくてイギリスにもイタリアにも多いのですが、もともとは床屋だったというブランドです。1888年にAugusto Mazzolariが開業した床屋が起源となっているのです。床屋では総仕上げとしてひげをそり、香水をつけるのが主流でした。ペンハリガンやアクアディパルマなどがきちんとシェーバー関係を守り続けて販売しているのもおそらくそういう起源があったのではないでしょうか。こちらのMazzolariもそうで、客のために香水を自作で作っていたところ人気が出たのだそうです。床屋は社交場になっており、サロンであり、世界中を旅する人々の会話に溢れていましたから、自然と世界中の香りが集まってきたようです。そんな起源を持つMazzolariですが、香水は2008年1月現在14種類が発売されています。僕がイタリアで直接お話させていただいた際には10種類で、11番目と12番目の香りは制作中でした。(寝かせている香りを香らせていただきました)

このブランドの香りの特徴は、動物香料も含め、しっかりと天然香料を多用している点にあります。近年の流行系フレグランスでは香ることのない「深み」「重厚感」を出しています。そのため、すっきりとした爽やかな香りは多くありません。インセンスっぽいオリエンタルな香りが多くあるのも特徴ですね。価格はアメリカでは155ドル、ヨーロッパでは109ユーロと大変高価ではありますが、パッケージは本のようになっていて、スエード生地のようなキレイな箱に収められています。Profumi de Pantelleriaと同レベルの価格帯にある製品ですが、香りのイメージは違っていてMazzolariの方が全体的にワイルドで、Profumi de Pantelleria
の方が洗練された感があります。そのことも理由で日本発売を見送った経緯があるのですが・・・。

 



お店の中はとても広く、セフォラのような近代的なものではなくて部屋の中のような雰囲気になっています。個室が繋がっている感じなのです。全ての壁に香水があり、ご主人が趣味で集められたディスプレイ用の特大ボトルがあちらこちらに展示してあったのも素敵でした。ご主人があまりに香り好きであったために始めた自身のお店をタイトルにしたブランドです。世界展開にはとても消極的で、現在はアメリカのLuckyscentとドイツのFirst in Fragranceが取り扱いをしているだけです。ミラノ市内にいくつもお店を展開しているために、自身のお店の管理だけでいっぱいいっぱいなのだそうですよ。ミラノに行かれるチャンスがあれば是非足を伸ばしてみてください。(25/02/2008)

 

レヴュー済みのものはタイトルにリンクあり
Oriente (2015年)
Alchemico (2015年)
Nero
(2014年)
Oud (2014年)
Elena (2014年)
Hartley (2014年) *廃番
Vaniglia (2014年)
Augusto (2014年)
Sofia (2014年)
Monforte 2
Ambra (2009年)
Fleurs d'Oranger (2007年)
Zagara
Bergamotto
Mazzolari
Le Rose
Alessandro
Carolina
Marina
Musk
Lui
Lei
Patchouly
Vetiver

Official >>> イタリア語

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