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Defile di Mila Schon / デフィレ・ディ・ミラショーン


<香 調> オリエンタルフレッシュ
<仕 様> レディース

<容 量> 60ml、30ml

<濃 度> EDT、P

トップ
ウッディ、ムスク、アンバー、バニラ、アイリス、フローラルブーケ等
ミドル
ラスト



 

このデフィレ・ディ・ミラショーンは1990年に発売となった香りで、調香師はJean Martel。パコラバンヌプールオムとかアザロのクチュールとか創った方です。

 

 

香りは「普遍的なエレガンス」を表現したのだとか。付けた瞬間から香るのはとてもクラシックで落ち着いた香り。オリエンタルかというとそれほどオリエンタルではなく、濃厚さは感じません。フレッシュというほどシトラスや瑞々しさはないのです。はじけ飛ぶような感じではなく、最初から落ち着いているんですよ。トップノートが主張していないというか、ベースが強いというのか。ウッディに少しのバニラ、アンバー、そこにフローラルですが、フローラルも突出した香りを感じません。少しパウダリーさはありますね。時間が経過してからの香りはとても良いですよ!ちょっと年齢が高めな印象はありますけれど、こういった香りは今では新作として発売されてはいない香りなので、時代を感じるなぁ。26年前ですから、母親の香りという印象を持つ人もいるのかもしれません。鏡台とかね。アルデヒドはそんなに香らないので、30〜40代の母親な印象。ちなみに、ベースノートはかなり持続性があり、最後は資生堂のノンブルノワールを少しすっきりした感じの香りになりました。好きな人にはたまらない香りだと思います。

ちなみに、正式な発音では「ディフィラ・ディ・ミラショーン」なのですが、メナードは日本語読みでデフィレと読んだようです。

60mlで15,000円だったそうです。国内発売していたものにしては高いなぁ。このトワレと同時発売だった専用のアイマイザーも一緒に頂いてしまいました。すごい、かわいいのですが使うのがもったいないです。

(30/10/2006)

ルファムの追記です。改めてパルファムを香ってみると、基本的にはEdTと同じながら、パルファムならではの深さがどっしりと存在感を増しています。トップノートはややフルーティーさを持っており、Tiffanyのシグネイチャーフレグランス風なフルーティーフロリエンタルな感じが核になっていることがわかります。時代的にバブル期ですもんね。あの頃の香りとしてはやはりムスクがどっしりとしていて濃厚で、パチョリとムスク、アンバー、バニラ辺りがウッディノートと共にベースにあるようです。フローラルノートはおそらくチュベローズやローズ、ジャスミンだと思います。EdTの方がミドルのフローラルノートが強くてジャスミンが前に出てくるのに対し、パルファムはチュベローズっぽいクリーミーな甘さが出ていてベースの存在感も強いです。そしてラストノートはChanelのAllureにフルーティーシプレを少し加えたような雰囲気になるのですが、このことからもムスクがとても強いということが分かるのではないかと思います。オリエンタルではあるのですがフレッシュではないなぁ。香調はフルーティーオリエンタルムスクの方が伝わり安いのではないかと思います。

価格もバブル期らしく30mlが5万円、箱もしっかりしています。メナードの他のパルファムはまだ香ったことがないのですが、日本ブランドがこういう素晴らしい香りを手がけていたことを改めて嬉しく感じるパルファムです。

(22/09/2010)

 

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