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Blu / ブルー


<香 調> フレッシュフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDT

トップ
リネンフラワー(麻の花)
ミドル
ピオニー、ローズ
ラスト
シプレウッド、ホワイトムスク



2000年発売。とても雰囲気の良いシアー系フローラルで、トップのリネンフラワーがひとくせある香りなのですが、そこがアクセントとなっているのです。全体的にはすっきりしたフローラルで、梅雨の時期にも使えるほのかな甘さがあり、ラストはいわゆる石鹸系になって夏でも気兼ねなく使える香りです。この香りが、この後に続くシアー系フルーティーフローラルの流行へとつながって行ったのではないかと思うほど、流行の兆しを感じた香りで、フルーティーな部分を強くするとEclat d'Arpegeっぽくなっていきますから。時代を表した香りだと思います。

(04/07/2006)

 

 

15年前の時点で、すでにフルーツを加えるとEclat d'Arpegeっぽくなると書いてありハッとしたのですが、香りの印象はそのままフルーツを控えめにしたEclat d'Arpegeで、あぁ、こういう香りが一時期旋風を巻き起こしていた・・・と懐かしく感じられました。天然香料の影はなく、合成香料が主体な香りで、フレッシュなフルーティーフローラル香料というのが、多く開発され使用されてきた時代なのだと思います。それも、少し多めに配合するとそれだけでこうした香りが出来てしまう、魔法のように使いやすい香料で、バニラではなく微かにハニーノートをベースに、ウッディノートは控えめに、そしてムスクはたっぷりと使用したという時代を映す香り。砂糖水のように透明感があり、瑞々しいフローラル感は誰もが使いやすく感じられたことでしょう。金平糖をテーマとした香りを作るとしたら、こうした香りをイメージしてしまうかもしれません。

ボトルは円柱を3等分にした形をしており、もちろん3つ足すと円柱になるわけなので、Greenの他にもう1つフランカーがあっても良かったのに・・・。

(20/01/2021)


 

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