1916年、スペインはカタルーニャの彫刻家Esteve Monegal Prat (1888-1970)が創設した、スペインのパフューマリー。もともと、彼の父であるRamon Monegal Nogues (1861-1942)がテキスタイル、スキンケア、薬、食品などの多角経営を兄弟で営んでおり、香水も販売していたのだそう。彫刻家であった息子は美しい装飾のボトルを手がけ、1925年にはパリ万博で金賞を受賞し、大成功を収めます。

ブランド名はスペイン語ではなくギリシア語で、本質とか産業のような意味。Esteve Monegal Pratの二人の息子(第三世代)、Esteve Monegal Bofill (1916-1999)は調香を、Oleguerは化学とマネージメントを担当し、1977年にEsteban Monegal Masoが経営学を学び、Oleguerの息子さんとRamon Monegal氏が第四世代の調香師としてトレーニングを受けて参加。

2000年にPuigに買収され、安価なフレグランス事業を展開していくこととなったのですが、それも2007年に消滅し、ブランドは終焉を迎えました。そこでRamon Monegal氏が全ての歴史を遺産とし、自身のブランドとして2009年に立ち上げたのです。第五世代は彼の子どもたちであるOscar、Laura、Hector氏が引き継ぎます。(26/12/2018)