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Trayee / トレイー


<香 調> スパイシーウッディフローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 15ml×2
<濃 度> EDP

トップ
マダガスカルブルージンジャー、エレミ、シナモン、ガンジャアコード、ブラックカラントアブソリュート、バジル、サンバックジャスミンアブソリュート、エジプシャンジャスミンアブソリュート、カルダモンアブソリュート、クローヴ、サフラン、マイソールサンダルウッド、ジャワベチバー、ハイチベチバー、フランキンセンス、パチョリ、ミルラ、バニラ、シダーウッド、アンバー、ラオスウード、オークモス
ミドル
ラスト



3つを示す古代サンスクリット語のタイトルで、アーユルヴェーダの起源となったRig、Yajur、Samaの3つのヴェーダのこと。

Bertrand Duchaufourらしいテイストの香りで、トップから弾けるのはまずジンジャーです。ジンジャーの中にシナモンの欠片と土っぽい香り、そしてブラックカラントの甘酸っぱい青さが香ります。ジンジャーが弾けとんだ後から見えてくるのがブラックカラントで、そこにたっぷりのジャスミンが各種スパイスと共に香ります。スパイス類とブラックカラントのフルーティーさをウッディノートが包み込む形でジャスミンがウッディノートの中に消えていくという時間と共にくるくると変わる香りで、全体的な印象としてはスパイシーなフローラルウッディというところ。スモーキーだと思っていたのですが、乾いた寺院をイメージしているとそうではなくてチャンパカフラワーのようなクリーミーフローラルが軸となっている感じの香りです。インドのインセンスと言えばナグチャンパ。あの香りがお好きな方には良さそうですね。ラストノートはジャスミンアブソリュートの残り香の上におが屑っぽいシダーウッド調の香りとバニラが重なって消えていきます。

(25/11/2011)

 

追記です。僕が1番気に入った香りを・・・ということで彼女がプレゼントしてくださったので、イタリア滞在中にしっかり使用してきました。上記の印象のように、まず肌に乗せるとスパイスが際立ちます。ザラザラしたスパイスたちが引き潮のようにいなくなると、その下から見えてくるのがクリーミーなフローラルノートで、とても複雑化した調香でありながら香りはとても穏やかでワイルドにはなっていません。男性的な側面と女性的な側面を感じさせてくれて、扱いにくそうな天然香料たちを優しげな笑みでまとめたような印象です。香りはやがてクリーミーフローラルからアンバーウッディへと変化していきますが、天然香料を多用しつつも、そのクセの部分を合成香料でまろやかにした構成です。

主役、準主役・・・というような香りの軸をあまり明確に作らずに、全体としての「調和」を大切にしたような香りです。

(23/04/2012)

 


 

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