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L'Air du Temps / レールデュタン


<香 調> スパイシーフローラルムスキー
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDT

トップ
カーネーション、ガーデニア
ミドル
ローズ、ジャスミン
ラスト
サンダルウッド、アイリス



 

 

 

1948年の発売で、濃度とサイズによって形が変わったりするので種類が豊富です。香りの印象はライトなクラシカルフローラルといった感じですね。あちらこちらのサイトで、 ピーチとかガーデニア、イランイランの記述もありましたが、実際香らないので変だなぁ、と思っていたら公式には上記の調香しかありませんでした。クローヴを微かに感じたり、サンダルウッドがあったりしますが、一番強いのはカーネーションのイメージです。キャロンのベロージアを彷彿とさせる感じ。キャロンの方が甘さがあってコクがある感じなので、こちらの方がドライでライトな印象です。 レールデュタンとは「時代の空気」ということ。1948年当時の流行ということなのでしょうか。カーネーションの香りが一世を風靡した時代があったようですからね。

(04/07/2006)

お土産品の定番だったバブル期を経て、今でも愛用される方が多く、オークションでもとても頻繁に見かける商品です。パルファムはラリックボトルでも手頃な価格だったというのもヒットした理由でしょう。パルファムは全体的にトップのシトラスノートとジャスミンが強くそれらがひと段落してから初めてスパイシーなカーネーションが顔を出します。右の画像のものはヴィンテージのEdTで、上にある1967年のポスターに大きなサイズのものが映っています。この形のボトルのものは経年を経て劣化している部分がありますが、現行品よりもハーバルな香りがトップでしますね。ミドル以降は同じ香りとなっていきますが、経年を経たパルファムとこのヴィンテージのEdT、現行品のEdTを比較すると現行品のEdTが1番良いので、比較的トップが劣化しやすい香水なのだと思います。(そして、現行品が1番サンダルウッドが強いです・・・)ヴィンテージを探される場合は香りではなくボトル目当ての方が良いようですよ。ちなみに、古いパルファムは今は使われなくなったムスクケトンがしっかりと香っています。

(01/11/2010)

 

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