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Colognise / コロナイズ


<香 調> シトラスウッディムスク
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ベルガモット、レモン、グリーンティー、ジャスミン、グレープフルーツ、スズラン、ベチバー、ネロリ、ムスク
ミドル
ラスト



天然香料のシトラスノートは、濃度を上げたからといってそれほど持続をすることはありません。でも、いくつかを合成に置き換え、保留効果のある香りたちと組み合わせることで持続が高まる。しかも、安全なまま高濃度にすることが出来る・・・というExtrait de Cologneへのチャレンジです。

 

 

シトラスノートが笑ってしまうほど穏やかにスタートし、高濃度であることを思い出させてくれました。グリーンティーやジャスミンは強くなく、スズランもベチバーもそれらしさを感じるほど強くはありません。ムスクに頼っているわけでもなく、全体としてふんわりとしたシトラスフローラルウッディとしてまとめられているのです。シトラスのピール感やコロンのフレッシュさはあまり強くはないのですが、高濃度にするとこうなるのですね、という新しい発見もあるはず。最後はムスクに包まれたベチバーの欠片がネロリのようなシトラスフローラルの残り香と共に肌に残るのですが、ベチバーの欠片をムスクの中に発見できるようになるまで20分ほどでした。この香りの中には、グレープフルーツ系の合成香料が使われているのか、それが持続をしてシトラスの欠片を引っ張っているように感じます。最後、肌に残る穏やかなベチバームスクは清潔にも感じられて、コロンの残り香も倍増されているわけだ、と納得でした。

(02/05/2018)

 

 

一年振りに、今度はフルボトルからスプレーしてみました。日本人にはコロンがいいでしょ? と頂いたのですが、新作のSaffron Cologniseをレヴューしていてハッとしたのです。そう、トルコと言えば有名なコロンヤがあったことを。そうです、僕もトルコのレストランで会計をした後にコロンヤをかけてもらったことがあります。長距離バスに乗った時も、コロンヤをもった係員が手のひらにたっぷりとふりかけてくれました。

 

 

シトラスのコロン、それももっともっと軽いフレグランスウォーターのようなコロンヤは、おしぼり替わりのリフレッシュ品。アルコールでさっぱりと手を清潔にして、仄かな香りを残すのです。そうか、これはとても意味のあるコロンだったのだ、と気づいたのでした。たっぷりのシトラスが弾けてやがて、ベチバームスクへと変化していくのですが、思いのほかきちんとベチバーが主張した温かみのあるラストノートとなりますので、真夏でなくともしっかりと楽しめる香りです。

(28/05/2019)

 

 

 

 

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