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Nanshe / ナンシェ


<香 調> ウッディムスク
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ベルガモット、キャロットシード、カルダモン、ユズ
ミドル
ウォーターフルーツ、ウォーターフラワー、ローズ、サンバックジャスミン、イランイラン
ラスト
アイリス、パウダリーノート、ムスク、パチョリ、サンダルウッド



2020年11月発売で、No Boundariesに加わった香り。Cecile Zarokianによる調香で、Nansheは古代メソポタミアのシュメール神話に登場する神の名前。

 

 

神話に登場する神は、多くの意味合いを持つものが多いのですが、ナンシェも社会の正義、予言、豊穣、河川、釣りなどの女神とされています。どれもいつの時代も人々が祈りを捧げる対象ですよね。 孤児たちを養育し、未亡人たちを養い、借金に苦しむ人々に助言を与え、更には戦争難民を受け入れたナンシェは人々から慕われ、パンテオン建設の際には女神の中でも上位にランク付けされたと言われています。そこからNishaneが導き出したのは、神聖であり、親切で慈悲に満ちた思いやりのある人物像でした。五穀の豊穣だけでなく、人々の心の豊穣をもたらす神である、と。

 

Be the patron of dreams and prophecy.
(夢と予言のパトロンになりなさい)

 

 

 

先の見えない暗い2020年をポジティブに生き、2021年をより良いものにしていく香りの波動。それは、パウダリーなウッディノートでした。ミドルのフローラルも、トップのスパイスもそれとわかるほどの主張はなく、唯一土っぽいキャロットシードがパウダリーなウッディノートに重なり、滑らかなボディクリームを肌に乗せたような、しっとりとした香りとなって広がります。パウダリーなウッディノートがシルクのような手触りで香るのです。もうそれが全てなのではないかと思うほどで、高濃度でもとてもあっさりとした主張の少ない仄かな香りです。でも、持続はなかなかで、仄かな香りがとても長く香ります。気持ちが落ち込んでしまう陰気な日々でも、リッチな香りを使うことで、気持ちだけでも上向きにしましょう。そして笑顔で2021年を楽しみましょう、という香りなんですね。

(29/12/2020)

 

 

 

 

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