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Sampleレヴュー

 

 

■palmetto (2022年)

Jungle plant soulとサブタイトルの付けられたガルバナムの効いた香り。

ガルバナム、レモン、アンジェリカシード、フィグクリーム、ジャスミンペタル、アンバー、山椒、ムスクネクター

ガルバナムのグリーンにクリーミーなフィグを重ね、更にはジャスミンでフローラルに、アンバーベースでしっとりとセミオリエンタルにした香り。ガルバナムを効かせるとグリーンのトーンがシャープでクラシカルになりがちなのですが、そこをグッとモダンにした香りです。もともとフィグにはStemoneというグリーンノートが欠かせないのですが、そのグリーンの部分にガルバナムを合わせた感じで、フィグの香りにはジャスミンとココナッツが必要です。だからフローラルノートの軸はジャスミンに、ベースにはラクトニックなムスクを合わせたわけです。とても理にかなった調香ですが、とてもモダンで美しく、最後がどこかグリーンティー調なのも日本人好みなテイストでまとまっています。(02/09/2022)


■pink ivory (2022年)

ちょっと可愛らしい冷蔵庫の中の綿菓子、ガラスのキラキラ、砂浜の最初のステップ・・・などを詰め込んだ香り。

アイリス、キャロットシード、ピンクシュガー、ヴァイオレット、ベルガモット、ホワイトアンバー、カシミア

土臭いパウダリーなウッディノートであるキャロットシードを用いて、とても可愛らしい砂糖菓子に仕立てた香り。キャロットシードはシダーウッドやアイリスと相性が良く、ヴァイオレットは砂糖菓子になるほど甘さとの相性が良いのです。それらを重ねたことで、少しオイリーなアイリスにアンバーノートと瑞々しいハニーノートが、金平糖のように香るのです。誰もが使いやすいであろう香りでありながら、性別を超えた可愛らしさを感じる香り。(02/09/2022)

 

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