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La Nuit / ラ・ニュイ


<香 調> シプレレザリー
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml、100ml
<濃 度> EdT、EdP

トップ
シトラス、バジル、ローズ、オークモス、ハニーウッド、パチョリ、レザー
ミドル
ラスト



 

1985年発売かな。1987年という表記もあったので、国によって差があったんでしょうね。 20年前にヒットしたいわゆる名香と呼ばれている部類の香水です。廃番になってしまったらしいのですが、今でもそれを惜しむ人も多い、とてもクラシックなシプレ系フレグランスです。もう、典型的なシプレクラシック。これぞ、香水・・・というような古き良きしっとりと落ち着く香りです。

フローラルはほとんど感じなくて強いのはオークモスとパチョリですね。 一見メンズっぽい調香でありながらしっかりレディースであることを感じるのはフローラルが香るからかもしれません。なんだか懐かしいくらいの感覚があるのはやはり年上の年代が付けている記憶があるからだろうか。安心する感じがします。付けてしばらくしてからの香りがとても良くて、馴染めば馴染むほど好きになる感じですよね。メンズで言う、ダンディなレザー、たばこにウッディ系の骨太ものを好きになる感覚と似てるかもしれないのですが、もう一度、こういう系統の香りが復活して欲しいと願ってしまいます。

ラ・ニュイ。英語で言うthe Night。オークモスとパチョリが夜のイメージを出しているのだとか。黒のドレスとか似合いそうです。

(04/07/2006)

 

 

秋にはシプレが良く似合う・・・ということで、久しぶりにこの香りを手にし、その芳醇な香りを楽しんでいたのですが、やはり好きな香りは解明してみたくなるというもの。とにかくスパイシーなパチョリが印象的で、肌には柔らかなレザーが少しアロマティックに残るようになっています。その様子はクールなフェミニンさで、クラシカルという品の良さを感じさせつつ衰えない魅力で楽しまれてくれます。模倣レシピを組んでみて気づいたことは、とにかくパチョリが豊富なこと。そして細かく様々な香りがレザーを組み立てていたということ。そしてやはりフローラルの軸はローズだったこと。ご興味のある方は是非、調香体験セミナーにてご体験してみてください。

(15/10/2014)

 

上記のレヴューはEdTのものだったのですが、以下はEdPとなります。香り自体はあまり大きな差はなく、どちらかというとEdTの方が深みを感じるほどなのですが、経年の違いでしょう。EdPボトルはフラコンで、周囲がフロスト加工されており、ボトルとして美しさを楽しめるものとなっています。香りの持続も驚くほどの差はなく、

このブランドはこの香りの発売後、2000年以降も次々と新作をリリースし、そのほとんどが季節商品として廃番となっていくというファッションフレグランスにありがちな運命をたどっています。しかし、過去の香りにはこんなにも素敵なシプレがあったのか、と今香るととても新鮮な驚きがあるはず。残念ながら廃番となって久しく、プレミア価格になってしまっている香りではありますが、昔の香りがお手元にある方もそうでない方も、機会がありましたら是非、古き良き香りを手にしてみてください。

(17/11/2014)

 

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