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Pour elle / プールエル


<香 調> フローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 80ml、30ml
<濃 度> EDP、P(?)

トップ
イタリアンマンダリン、ホワイトペッパー、ホワイトフリージア
ミドル
セントフォリアローズ、ジャスミン、カロ・カロンデ
ラスト
ピーチ、マソイアウッド、アンバー



2003年発売で、調香はFirmenich社のOlivier CrespとJacques Cavallier。EDPとEDTがあります。EDPはボトルが白く、EdTはクリアになっています。調香はジャック・キャバリエとオリヴィエ・クレスプという黄金コンビで、ボトルの中央にある円形の部分はボトルの両側から親指と人差し指でちょうど押したように凹んでいて、微妙なラインがセクシーです。こういったゆるやかな曲線は女性のラインをイメージしてるんでしょうか。ボトルもパールホワイトで清々しいですよね。付けた印象で強いのはホワイトフリージアとジャスミンなのですが、もともとホワイトフリージアにはペッパーな要素がありますから調香にホワイトペッパーが連ねられているのもうなずけます。カロ・カロンデというのはスパイシーな香りのする南アフリカ原産の花なので、一時期よく調香に見られた花です。全体としては甘さの少ないセンシュアルフローラルといった感じでしょうか。濃厚なフローラルが苦手だったりする人、ありきたりのホワイトフローラルには飽きた人にはいいかもしれませんね。その他ロータスフラワーとか瓜系の瑞々しさも少し感じます。

(04/07/2006)

2003年発売当時の、パルファムを追加です。EdTがクリアボトル、EdPがホワイト、パルファムはその両方で、片面がクリア、片面がホワイトになっています。色もEdPより濃いですし、フラコンでパッケージも豪華使用になっています。アルコール濃度も70%ですからパルファムだと疑っていなかったのですが、海外のいろいろなサイトを見ているとEdPとしているサイトがありましたので、慌てて底面を見ると、なんとEdPと記載があったのです。おかしい。どう見てもパルファムらしくなっており、EdPの30mlはスプレータイプで別途存在しています。EdPはパッケージにもEdPと明記があり、パルファムはParfumと明記があるのです。でも、ボトルにはEdPとの記載が・・・。でも、せっかく両方が存在するわけですから比較をしてみました。

結果、香りが違います。EdPの方はアクアティックなグリーンノートが出ており、少しメタリックなさっぱり感があるのに対し、パルファムの方はアンバーノートがムスクと共に強く肌に残ります。アンバーノートの強さが明確に違うので、濃度も違うはずです。香り方の濃度感の違いもありますが、全体的な印象はやはり姉妹品という程度のものです。ベースノートにあるピーチはおそらくココナッツ系のラクトン系香料で、それらがウッディノートとアンバーノートと共にクリーミーな香っているだと思われます。ラストノートの少しピーチっぽいクリーミーさがお好きな方は、まだ市場にあるうちに購入された方が良いですよ。すでに廃番となってしまっています。以前はそれほどアンバーノートを感じなかったのですが、こうして数年を経て香料自体に馴染んでから香ると中身が見えてくるのが不思議です。

容量は30mlありますし、香り自体が軽めですのでパルファムらしい持続がありません。薄っすらとしたアンバーノートが続くという感じなのですが、その素肌が香るという仄かな感じを目指したのでしょうか。フラコンタイプのEdPかもしれないのですし、とても軽い香りなのですが、香り方が少し違いますから一応、記載はパルファムということにしておきます。

(16/03/2012)

 

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