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Cosi Blu / コジ・ブルー


<香 調> スパイシーオリエンタルウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 7.5ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
アブサン、シナモン、カルダモン、ナツメグ、ストロベリー
ミドル
マグノリア、ローズ、ジャスミン
ラスト
フランキンセンス、サンダルウッド、シベット、カストリウム、ヘイ、アンバーグリス、ホワイトムスク、ベンゾイン



2017年発売。Arturetto Landiによる調香で発売される青をイメージした香り。青色の色素というのは植物、つまり藍染の藍の中のインディゴは植物由来のものなのに、大空を描くのに使われたというのがユニークなポイントだったわけです。だから、今度は青い空の香りを大地の香りで作ろうということに。もちろんその青はラファエロの作品の中にも登場するもので、きっと16世紀の空というのはこういうものだったのだろう・・・という空想です。

 

 

当時の青というのは、イタリアの中央部で栽培されていました。画家たちがこぞってテーマとして取り上げたのは、美しい青の顔料の登場がきっかけだったわけですが、静寂、自由、神秘的な趣で描かれていました。この青色、当時では神の色とされ、聖母マリアの着衣の色であり、富裕層のみが着ることが出来た衣服の色でもありました。日本の藍染の藍とは違い、当時の青の色素はIsatis Tinctoria(ホソバタイセイ)というアブラナ科の植物から得られており、ラファエロはその栽培地で生まれたのだそう。

香りは、オリエンタルウッディです。何てユニークな発想なんだろう。青い空がオリエンタルウッディで表現されるなんて他にないことじゃないですか。もし、ラファエロが描いた青空から香りがしたなら、それは植物由来の顔料の香りだったことでしょう。ジンジャーのようなアーシーなスパイスとアロマティックさをもったスイートウッディが香ばしく香り、アンバーグリス、アンバーウッディノート、ベチバーのようなウッディノート、そしてバニラと微かなモス。後は苦みのあるレジン類が見え隠れしている感じでしょうか。発売は秋以降となります。

(31/07/2017)

 

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