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Dolce Passione / ドルチェ・パッシオーネ


<香 調> グルマン
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 7.5ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ハニー、チョコレート
ミドル
カカオ、プラム、ストロベリー、チェリー、バニラ
ラスト
バニラ、ホワイトムスク、トリュフ、トンカビーン



2016年発売。Trastevereもこちらも調香はArturetto Landiが担当。今までの5種とは違い、パッケージを赤にしてリリースとなりました。調香からしてもタイトルからしても、実に揺るぎないグルマン系なわけですが、展示会ではこの香りに使用されているエッセンスを使用した実際のチョコレートがあり、口の中から鼻に抜ける香りを楽しむというスタイルとなっていました。彼が作り出したのは、チョコレートではなくビターなカカオを強くした高級感のあるドルチェ。

 

 

香りはとても美味しいトリュフチョコレートそのもので、何がどう入っていてもとにかくリアルに美味しい香りとなっています。だって食べたチョコレートの香りそのままなんですから。トップの香りが一番香ばしくクッキーのようなチョコレートが香り、時間と共に甘く溶けたミルクチョコレートへと変化していきます。ウッディノートを入れて大人っぽく仕上げているのではなく、あくまでもリアルさを追求し、トリュフの香りで高級品に仕立てたグルマン系の香りです。

(21/06/2016)

 

いつかフルボトルを・・・でも、ヴァレンタインしか出番がないのか、と思うとなかなか手が伸びなかったのですが、トラベルタイプをいただいたので、単独ページとしました。

 

 

トリュフチョコレートの最高峰の香りに感じられていたのですが、久しぶりに香るとハニーノートが感じられ、チョコレートというよりも香ばしいチョコレートクッキーにも感じられる香りでした。いや、間違いなくダークチョコレートではなくて少しマイルドなトリュフチョコならば、こうした香りはあるに違いないと思わせるグルマン。カカオにはパチョリを合わせたり、ウードを合わせたり、ローズにしてみたりといろいろバリエーションを変えて楽しめるのですが、グルマンテイストを壊すような要素が全くないのです。ある意味とても潔い香りですね。

バニラの香りは、バニリンだけでは甘さが際立ちません。そこにはハニーノートであったり、カラメルだったり、別の甘さを加えることでこってりと濃厚な甘さのバニラへと変化していくのですが、この香りはそれをチョコレートにしたもので、カカオアブソリュートの香ばしいナッツ調の部分と、マイルドなチョコレートアコードを重ねることでハッとするほどのチョコレートに仕立てたわけです。

カカオの香ばしさはトップノートで消えますから、時間と共にホワイトチョコレート調を経てスイートラクトニックムスクへと変化していきます。 Extrait de Parfumですが、濃厚なバニラもチョコレートも比較的あっさりと広がり、オリエンタルほど強い残り香ではありません。

(15/02/2023)

 

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