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Sampleレヴュー

■Arz el-rab (2015年)

カジュアルブランドのイメージを一新すべく2015年にスタートしたCologne Grand Cruというラインの最初の香り。アラビア語で神の森のシダーウッドという意味の言葉で、レバノンの森を意味しているそう。レバノンのシダーウッドは神聖ですからね。

ジンジャー、アイリス、シダーウッド、フランキンセンス

調香にとても忠実な香りだと思います。トップではジンジャーと共にシダーウッドが香り、そこからアイリスを感じるようになるのですから。ただ、ジンジャーが甘く香るため、ジンジャーキャンディー風に感じられるのです。シダーウッドは精油感のあるピネン類を含んだものですから、穏やかでしっとりとアロマティックに香るのですが、大きなインパクトはありません。そしてフランキンセンスを微かに感じられるウッディムスクへと次第に変わり、肌になじんで消えていきます。とても穏やかなアロマティックウッディでユニセックスながら少し男性的に感じられるのは精油感が強いからかもしません。(03/03/2017)


■Les Contes Bucoliques (2010年)

2010年の春に発売した3つの香りのEdT。元祖のヴァイオレットを全く受け継いでいないシリーズで、牧歌の童話というようなのんびりとしたムードをタイトルとしたもの。価格もとてもカジュアルで、80mlのEdTが定価だと44.90ユーロです。(でもディスカウント流通では32ドル)


1、Clair de Rose (ローズライト)

ローズ、ピオニー、グリーンノート、バニラ

ロクシタンにありそうなローズを軸としたフローラルブーケです。ローズらしさも少し感じつつ、フレッシュで明るいピオニーが香っています。とても可愛らしくてビギナー向きの香りです。ホワイトムスク、ピーチブロッサム(もしくはピーチ)辺りがローズやピオニーと香っている、という感じですね。(06/08/2010)


2、Brume de Jasmin (ジャスミンミスト)

アップル、ロータスフラワー、マグノリア、ジャスミン

ハニーノートとフルーツの香るジャスミンで、少し変化球的な香りです。可愛らしくて美味しいフルーティーフローラルなのではなく、どこかバニラの甘さが出ていてフロリエンタルな雰囲気になっているのです。生花の良い部分を誇張したようなジャスミンでもねないし、生花そのものでもありません。インドールの効いたアンバーバニラジャスミンという感じ。これは少し好き嫌いが分かれそうな香りだと思います。(06/08/2010)


3、Bal de Clochettes (スズランの舞踏会)

オレンジブロッサム、ジャスミン、スズラン、ムスク

スズランの咲く様子をベルが踊っているようだ、と表現したのでしょう。香りはとても涼しげで清楚なスズランのシングルノートです。わかるのはスズランとムスクのみで、ムスクもそれほど強くはないのですっきりさっぱりとしています。そして時間と共にスズラン石鹸のような香りに。もう、これはスズランを軽やかに使いたい人用ですね。とてもオーソドックスなスズランです。持続も短いのでパシャパシャと使えますよ。(06/08/2010)


■Santal Opoponax

スイートミルラという別名を持つオポポナックスとサンダルウッドをタイトルとした香りで、タイトルそのままと言う印象です。ミルラっぽい樹脂ではなくて少しパウダリーで甘いのがオポポナックスの特徴ですが、こちらはトップからバニラが香りオポポナックスではなくてバニラウッディという印象でスタートします。その後は甘さが一息ついてサンダルウッドが出てくるのですが、トンカビーンのようなパウダリーさも少し感じます。サンダルウッド自体もパウダリーさを感じますが、甘さがある分タルカムパウダーにウッディを混ぜた感覚でしょうか。、サンダルウッド自体の印象は強くないので、サンダルウッドを楽しみたいなら別の製品の方が良いかも、です。これはユニセックスで使える甘くパウダリーな香り。(31/01/2008)


■Figue Delicate

フィグのオフ会用に取り寄せた香りだったのですが、フィグの中の甘さをメインにフルーツと組み合わせた感じの香りでした。付けた瞬間だけはフィグっぽさが顔を出しますが、すぐにフルーツが甘さと共に現れ、フィグらしいかというと微妙なフルーツ香になります。少しだけパウダリーな感じもしますけど。キャンディにありそうなミックスフルーツの香りなのですが、時間と共に少し落ち着いた美味しそうというより香水らしさを持ったココナッツ風の香りになります。(31/01/2008)


■Ambre Oliban

アンバーオリバナムということでアンバー香をテーマにしているのですが、典型的アンバーというよりも典型的なメンズ香という印象です。トップにシトラス、フランキンセンスにアンバー、そしてハーブとウッディという感じかなぁ。アロマティックウッディな香りです。なんだかとても懐かしく感じた香りでクレヨンとかそういう昔に使っていたものの記憶がかすめます。スパイスがほとんど感じられなくて、時間と共に柔らかく丸みを帯びた香りになります。ラストはアンバーとオポポナックスっぽいのかも。スーツの似合う穏やかな男性像の香り。(31/01/2008)

 

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