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Sampleレヴュー

 

 

■Elixir d'Amour (2018年)

永遠の愛の時をつむぐ、愛の媚薬。

トップ:ピンクペッパー、サフラン、ベルガモット、グリーンフィグリーフ
ミドル:ローズオットー、ラズベリー、スズラン、ガイヤックウッド、ウォータージャスミン
ベース:シスタスアブソリュート、ウード、バニラ、パチョリ、アミリスウッド、ムスク、アンバー、カラメルブリュレ

とてもゆっくりと香りたち、パフュームオイルに近い香り方をしています。香りの軸はバニラウード風の香りのオリエンタルウッディで、トップではラズベリーがアクセントとなって香りましたが、大切なローズオットーは存在がわからず、たくさんあるであろう精油感もなく、オリエンタルなウードが続きます。このウードが本物なのだということなのでしょうが、香りとしてはユニークなタイプではありません。豪華な香料を使用した、比較的普通な香りです。(03/09/2019)


■Sweet Temptation (2018年)

甘い誘惑というタイトルですが、それがどのような場面を描いたものなのか、全く説明がないのが残念です。

トップ:ジンジャー、サフラン、オレンジ、トルーバルサム
ミドル:シナモン、スティラックス、サンバックジャスミン、ファーバルサム
ベース:ウード、トンカビーン、バニラ、シダーウッド、ベンゾイン、オークモス

オレンジとスパイスが精油らしい良さを感じさせながらのスタートとなりました。バルサム系の甘さが際立ち、これならばほぼ天然香料で組めるのではないかという品質の良さを感じさせる香りとなっています。基本はオリエンタルですが、ベースのオークモスが品の良いアクセントとなり、スパイスがありがちなテイストとなるところを、個性的なものへと変えてくれています。3種の中では一番ラストノートがアニマリックですので、使用されたウードがアニマリックなタイプなのかもしれません。(03/09/2019)


■Dark Desire (2018年)

スパイスでまとめた、ダークな欲望。

トップ:カルダモン、オレンジフラワーコンクリート、キャロット、ダヴァナ、イエローマンダリン
ミドル:ローズオットー、シナモン、ミルラ、クミン、ヴァイオレットウッド
ベース:シダーウッド、サンダルウッド、ウード、フランキンセンス、トンカビーン、アンバー、カストリウム、シベット、パチョリ

土っぽいキャロットシードがカルダモン、シトラスと共に明るく印象的にはじけて始まります。そこにアクセントとなったのはクミンで、3種の中では一番フローラル感が感じられます。キャロットシードの香りがスパイスやフローラル、オリエンタルノートと重なり、とてもユニークな香りとなっているのですが、ベースのカストリウムやシベットはそれとわかるほど強くはなく、アニマリックな残り香となるわけではありません。かなり品質の良い香料が使われていることがわかる香りです。3種の中では一番個性的で、楽しませてくれた香りでした。(02/09/2019)

 

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