2006年発売。燃え上がる炎の輝きをバラの香りに乗せて表現したという、クリスマスの暖炉の前・・・という感じです。キャンドルと暖炉の明かりで食べるディナー。テーブルの上にはジンジャーブレッド・・・ですね。

香りはトップからシナモンが香ります。もう、バラなんてどこへやらで、スパイシーなシナモンがドカッと居座っています。シナモンにベチバーとパチョリが香る感じで、フローラルはあまりよくわかりません。ただ、香りがドライに感じないのはフローラルがあるからなんだろうなぁ。ブラウンハニーというのもなんとなくわかる感じで、じーっと香っているとジンジャーブレッドな感じがしてきます。

トップでシナモンがスパークした後は、ブラウンハニーが少し出てきて、スパイスが少し緩んできます。スパイシーフローラルというよりもスパイシーウッディの方が的確な気がします。フローラルは確かにあるんですけど、華やかなフローラルをイメージするとちょっと微妙なんですよね。ミドルを超えた段階で少しローズを感じるようになりました。ローズを捉えることが出来ると、スパイシーフローラルでもいいのかぁ〜と納得です。ラストノートでは少しグリーンノートも感じるのですが、これは何なんだろうなぁ。

華やかさはないけれど、落ち着いた香りで広がるというよりも漂う感じです。お腹やわき腹につけていて、体温で温められてあがって来る香りが少し甘さを持つと、素敵だと思いますよー。クリスマスにはぴったりな香りです。

(06/12/2007)