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Anamcara / アナムカーラ


<香 調> フルーティーフローラルウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 15ml
<濃 度> EDP

トップ
ブラッドオレンジ、オレンジブロッサム、フリージアアコード
ミドル
ティーアコード、ピーチ、バニラ、ローズドゥメイ、チュベローズ、サンバックジャスミン
ラスト
パチョリ、サンダルウッド、シダーウッド、ベチバー



FBのグループEau My Soulでアイデアを募集し、そこから生まれた香り。タイトルも募集して決定したのですが、ケルトのゲール語でSoul Friendの意味だそう。Eau My Soulに合わせたんですね。

 

 

当初は9月11日のヨーロッパ時間19時(日本時間深夜2時)にオンラインイベントが開催され、そこでオフィシャル発売ということになっていました。イベントが始まるまで香りは試さないでね、と。ところが直前になって13日の15時(日本時間22時)に変更となったため、14日のレヴューとなったのでした。今回は香りに使用されている3つのキーアコードがサンプルと共にディスカバリーセットとなって届けられたのでした。中身はティー、ブーケ、レインフォレストの3つのアコード。

 

 

今回はどのように香りが良いのか、使って欲しい香りを7,600名ほどが参加しているコミュニティで募集し、それらを使って作ったということなので、全ての意見をまとめつつバランスを取ったという実験的、挑戦的な香りになったのだと思います。それを彼女らしくまとめたのは、トロピカルというタイらしいテイストでした。

まずティーアコード。お茶の香りを最初に利用したのはおそらくJean-Claude EllenaのEau Parfumee au The Vertでしょう。彼はお寿司を食べているときに、湯飲み茶碗から香り立つふんわりとした緑茶の香りに惹かれ、それをHedioneとIonone betaの組み合わせで再現したのでした。それ以降、グリーンティーという香りの多くはこの組み合わせが使用されることが多いのですが、彼女は全く別のアプローチでした。それはフルーティーだったから。彼女のティーアコードはとてもフルーティーに始まります。まずはフルーツ、そこからグリーンへと切り替わっていくのですが、さすがに緑茶に馴染んでいる日本人としては緑茶らしさを感じませんが、それはそれ、これはこれ。タイで売られている緑茶には激甘だったりしますから。そのティーアコードにはハニーノートもあり、それがとてもPierre Guillaume ParisPG30 : Alphaoraを思い起こさせます。

次にBouquetというアコード。Anamcaraにはオレンジブロッサム、フリージア、ローズ、チュベローズ、サンバックジャスミンが使用されているようですが、それらをブーケにすると・・・それは、ココナッツの強いチュベローズがメインの香りでした。ただ、このチュベローズは少なからずきちんとアブソリュートが含まれているリッチなフローラルトーンで、時間と共にローズがちらちら顔を出す、というもの。

最後にRainforestというアコード。これはとてもアーシーな土っぽいウッディノートです。パチョリとサンダルウッドを軸に少し透明感のある香りを加えたようなまとまり。これも精油感のあるリッチなウッディノートです。

 

 

さぁ、それらが組み合わさるとどうなるのか。比重はどこにあるのか。一番比重があるのはティーアコードでした。トップではフルーツとグリーンが明るく弾け、そこからティーアコードと共にチュベローズがクリーミーに広がっていきます。フローラルノートが薄れ始めると、ティーアコードの余韻にアーシーなウッディムスクが重なっていくのですが、どことなくティーアコードの中のハニーフローラルな部分がゼリーのような透明感とプルプルとした水っぽさを感じさせ、Rainforestにとてもフィットしたラストノートを迎えます。フローラルノートはさすがにリッチなアブソリュートのため、それらが主張するほど多くはないのですが、ラクトニックなフローラルトーンはムスクにけん引されてアーシーなウッディムスクに溶け込んでいます。フルーティーなパーツはトップですぐに消えますので、フルーティーフローラルウッディではあるものの、フローラルウッディがメインです。それでも可愛らしいフローラルではなく、とてもユニセックスにまとまった香りですよ。

(26/04/2021)

 

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