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Montri / モントリ


<香 調> スパイシーウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 15ml
<濃 度> EDP

トップ
サフラン、ナツメグ、コリアンダー、シナモン、オレガノ、ペティグレン、ドライフルーツアコード
ミドル
アイリス、ローズドゥメイ、サンバックジャスミン、イランイラン、レザーアコード、タバコ
ラスト
パラオウード、パチョリ、サンダルウッド、ベチバー、シダーウッド、オークウッド、トンカビーン



2022年5月28日発売。詩人であった父へのオマージュで生まれた13番目の香り。

 

 

今回、彼女は調香に組み込まれている3つのアコードを用意してくれました。スパイス、フローラル、ウードの3種です。スパイスはパッと鮮やかに弾けるスイートスパイスで、ナツメグの効いた少し男性的なスパイスアコードで、トップに配されています。ミドルのフローラルノートはアイリスの根ではなく、花に近い瑞々しいスイートピー調のハニーフローラル。ウードは力強くアニマリックなタイプではなく、ドライで少しオイリーなタイプ。

 

 


その3つのパーツを別々に香ると、スパイスの奥からハニーフローラルとウッディノートが広がっていく様子が生き生きと感じられるのです。スパイスとウードが強く、フローラルノートは控え目。でも、そのフローラルノートがハニーなアクセントとなって香っていることがわかります。カテゴリに分けるとしたらスパイシーウッディで、ハニーノートはあるけれど、スパイスが強いためにどこかドライに感じられます。ウードがアニマリックでもスモーキーでもないため、力強いというよりも繊細なタイプで、それが詩人であったお父様の印象から導き出されたニュアンスなのでしょう。香りは男性的ですが、ムスクがほとんどないラストは押しつけがましくなく、どこか懐かしさを感じるウッディノートとなり、あっさりと消えていきます。

彼女はもっともっと自分の香りを楽しんでほしいと、こうしたキットを用意しているのだと思いますが、これは以前に開催していた調香体験セミナーでも行っていた内容です。使う楽しさもありますが、理解するとより楽しめるのです。彼女はパリのショップでワークショップも開催し、どんどんとファンや裾野を広げています。

(30/05/2022)

 

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