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Juniper Sling / ジュニパースリング


<香 調> アロマティック
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDT

トップ
シナモン、オレンジブランデー、アンジェリカ、ジュニパーベリー
ミドル
カルダモン、レザー、ブラックペッパー、アイリスウッド
ラスト
ブラウンシュガー、ブラックチェリー、ベチバー、アンブロックス



2011年発売で、調香はPeoneveに続いてOlivier Crespが担当しました。Juniper Slingとはイギリスで1920年代から愛されているカクテルの名前で、この香りの仮題は当初、Fitzroviaでした。これはロンドン近郊の街の名前なのですが、 商品の完成披露パーティー(会食)がFitzroviaで開催されたことが先行して話題となりました。

 


Juniper Slingとは、ドライジンを使用したカクテルで、

Hendrick's Gin / 40ml
Byrrh / 20ml
Lemon Juice / 20ml
Sugar Syrup / 10ml

上記にキュウリ、レモンスライス、ジュニパーベリーを浮かべ、トニックウォーターで割ったものだそうです。だったら、オレンジではなくレモンにして、キュウリっぽい瓜系の香りがあっても良さそうなものなのですが、とても軽くて使いやすいサマーフレグランスとなりました。ジュニパーベリーが強ければ少しメンズっぽくなるのですが、こちらは大量のLinaloolを使用してさっぱりとしたユニセックスに仕立てています。2時間も肌に残らないほどの軽さで、模倣レシピを組んでみるとジュニパーベリーがたいして使用されていないことがわかりました。肌に乗せた瞬間にジュニパーがスパイスと共に香り、すぐに薄れていくのです。逆にきちんと出てくるのは柔らかなレザーの香りで、最後は軽屋かなムスクと共にアンバーウッディノートが残るのですが、レザーやアイリスの部分が感じられるようになると、この香りの大人っぽさを楽しむことが出来るはず。この香りなら性別問わずに受け入れられそうだなぁ、というのが全体的な印象で、濃度も7%程度の軽めなEdTといったところ。

8月はこの香りの模倣レシピを公開し、調香体験セミナーを開催予定です。

(16/07/2013)

 

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