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Jasmin de Pays / ジャスミン・ドゥ・ペイ


<香 調> フローラルムスク
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EdP

トップ
ジャスミンアブソリュート、クローヴ、タジェット、ムスク
ミドル
ラスト



2018年、Pays de Grasseがユネスコ無形文化遺産に登録されたことを機に、グラースへのオマージュとしたローズとジャスミンが、Jean-Claude Ellena氏によって調香されました。

 

 

グラースへのオマージュとして香水を作ろうと思った際、候補はたくさんあったのですが、Jean-Claude Ellena氏がグラース生まれであり、時代的にぴったりだと考えて依頼したのだそう。彼はHoubugantでもPerrisと手を組んでいますからね。

彼は子どもの頃、祖母と一緒にジャスミンローズを摘み、精油を蒸留する工場で働き、マスターパフューマーとなりました。つまりは、グラース全体を知っていて、体験しているわけです。

 

 

Jean-Claude Ellena氏曰く、夜明けからジャスミンを収穫し、正午までに終わらせる。その最後の花弁はジャスミンなのにオレンジブロッサムのような香りを放つようになる。そしていつしかインドールの影響で花弁は茶色くなり、アニマリックとなる。

 

 

香りは、まさにジャスミンアブソリュートのまま始まります。これはアブソリュートそのままではないか、と思いながらその品質の良さに驚かされた後、香りは少しクローヴの余韻を感じるオリエンタルへと変化します。アブソリュートの中にある強くワイルドなクセをフローラルノートを追加することで和らげ、少しアロマティックなニュアンスを持ったラストへとつなげていく香りで、アブソリュートを希釈したものと比較してみると随分美しく変化していることがわかります。

 

 

花を摘んでみると、生花は記憶の中のイメージよりもずっと妖艶でセクシーで、クラクラするほどだったりします。記憶は美化しやすいですものですよね。でも、この香りは記憶の中にあるようなワイルドだけど美しい情景をそのまま再現したような香りです。ジャスミンのアブソリュートを豪華に使用しながら、その美しさを昇華させた名香の誕生です。

(06/09/2019)

 

 

 

 

 

 

 

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