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Fleur de Foudre / フルール・ドゥ・フードル


<香 調> フルーティーウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
チャンパカフラワー、オゾンノート、ベチバー、ペッパー、アルデモン(レインノート)、ムスク、ブラックティーアブソリュート、カシュメラン
ミドル
ラスト



 

ラベルにはFoudreとしかありませんが、正式タイトルはフルールが付きます。つまり、稲妻の花。嵐のレユニオン島のチャンパカフラワーで、嵐の前の特有の香りを表現したかったのだそう。もともとは2016年の発売だったのですが、クリスマスに向けて代理店が新作を求めたため、要望に応えて急遽発売を前倒し、2015年のホリデーシーズンの発売となったのでした。

 

 

このシリーズは旅行がテーマとなっていますが、そこに焦点を当てたわけではなく、アクアティックな香りに加え、単一の素材を使うことにして作られています。Fleur de Foudreはインド洋ということだからでしょうか、チャンパカが取り上げられました。実際にレユニオン島でチャンパカは見かけませんでしたが、南国植物がたくさんありましたから、ありそうです。

 

 

香りはトップから酸味のあるチャンパカがそれらしく香り、トロピカルというテーマで楽しませてくれます。そこには少し酸味のあるフルーティーなパーツも見え隠れしており、全体としてはフルーティーフローラルなのですが、大流行したようなテイストではありません。それは、彼がそうした調香を行っていないからなのだと思いますが、基本的な作り方が違うのでしょう。またアルデモン(プレシクレモンB)は軽やかなオゾンノートなのですが、パワフルではないにしても、とても効果的にフローラルノートを盛り立ててします。でも、マリンでもオゾンでもないトーンですので、そういった香りが苦手な方でも新しい感じで受け止められるはず。香りはその後、ベチバーを軸としたウッディムスクへと変化していきますので、最後は渋めな彼らしいトーンで終わると言えるでしょう。トロピカルだけど可愛らしくはない、オゾンだけどオゾンっぽくはない、でもチャンパカを楽しめる香り。

 

 

2018年、ボトルを全て変更し、ブルーのスクエアボトルへと切り替わりました。スクエアボトルのラベルには正式なタイトルFleur de Foudreが書かれているのですが、このボトルにはFoudreとしか記載がありませんでした。

(11/12/2018)

 

 

 

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