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Ilang Ivohibe / イラン・イボヒベ


<香 調> セミフロリエンタル

<仕 様> ユニセックス

<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
マダガスカルイランイラン、ラベンダー、カリフォルニアオレンジ、エジプシャンジャスミン、パウダリーノート、パチョリ、バニラウッディ
ミドル
ラスト




 

EDTで濃度は12パーセント。タイトルは直訳すると「イボヒベのイランイラン」。イボヒベとは、マダガスカル南部の地名です。

おとぎ話から生まれたマダガスカルイランイランの香りで、思ったよりもすっきりとしています。オレンジが効いているからですね。イランイランというよりも、やっぱりオレンジにジャスミンが一番強く、フォレストノートというよりはペティグレンを入れた感じでしょうか。ソフトオリエンタルなフローラルと言えそうです。使いやすいレディースの香りですね。

(12/09/2007)

 

 

まさか、このレヴューの数年後にマダガスカルに実際に行き、イランイラン農園を訪問することになるなど予想していなかったのですが、そのおかげで構成が理解できました。もちろんマダガスカルはイランイランの農園がたくさんあるわけですが、それ以外にも香料として有名なものはバニラです。だから彼はバニラを生かしたイランイランにしたわけです。

 

 

香りは、久しぶりに香るとパチョリが効いたアーシーなイランイラン系フローラルで、ラベンダーらし部分はあまり感じないものの、少しアロマティックなニュアンスは感じられます。パウダリーノートはアイリスがメインで、パチョリやバニラと重なり、少しオリエンタル調のアクセントを添えて香ります。イランイランはそのままだと結構ワイルドに香りますので、そこをジャスミンで補填し、フローラルフローラルな香りではなく、アロマティックへと傾けたのでしょう。イランイランがメインでありながら、そこまで精油感がない仕上がりとなっています。後半はジャスミンが残るのですが、セクシーで華やかというよりもパチョリでシックになっていますよ。

(16/02/2018)

 

 

 


 

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