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La Nuit de L'Orchidee / ラ・ニュイ・ドゥ・オルキデ


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
クローヴ、イランイラン、バニラオーキッド、アミリスウッド、ボワ・ド・アンサン、レザー、ベンゾイン
ミドル
ラスト



 

2020年発売。嵐の夜に落雷したバニラポッドの香り。それは、肌の上でセクシーに広がる。限られた一部の店舗でしか発売されていないという、他より高い50、100mlが150、220ユーロというConfidencial Collectionの香り。ラベルだけでなくキャップもスプレーもゴールドとなっています。

 

 

バニラはラン科で、その花はアニス調のフローラルにミントを足したような爽快感のある香りで、午前中のうちに終わってしまう花なのですが、どうしてもバニラの花となるとバニラを軸にしたスイートノートにオーキッド特有の香料を足して作られることが多く、こちらもそうしたタイプです。でも、生花そのものである必要はどこにもなく、夜に咲くのバニラオーキッドであればもっとセクシーだっただろうと想像を広げてくれます。スパイスとウッディノートのコンビネーションからゆっくりと花開くフローラルノートは、あぁ、こういう香りの生花あるよね、と感じさせるもので、イランイランとバニラがアニスやグリーンノートと共に大量のBenzyl salicylateに溶け込みゆっくりと広がっていくのです。液体も少しトロリとしたテクスチャーで、強すぎないレザーノートをアクセントに、イランイランとパチョリ、モスにウッディノートとスパイスを足したような香りとなって広がっていきます。濃厚な香りというわけではなく、しっとりと長く続くという感じで最後はバニラアブソリュートが肌に残るのです。それこそがConfidencial (秘密)の理由なのではないかもしれません。とても高価なバニラabsなんでしょうね。

(25/02/2021)

 

 

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