*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

PG30 : Alphaora / アルファオーラ


<香 調> フローラルアンバーウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
ブラッドオレンジ
ミドル
合歓の木、ヒノキ
ラスト
アッサムモス



 

Collection Black (ex. Huitieme Art)のSucre d’Ebeneをベース作られたということから、最初の仕事、つまりalpha、テーマとなっているGlamなMoss、AuraにキーノートのBlood Orangeを足したものがタイトルとなりました。つまりは、そうした意味合いが詰まっているということ。彼はPhaedon Parisの方の新作としてAlbiziaをリリースしたのですが、そのために作ったAlbizia(合歓の木)のアコードをこちらの香りでも使用しています。更に、このために新たなモスアコードをつくり、大量のへディオン、クラリセージ、アンバーグリス、ドライフルーツ、ブロンドタバコでまとめたそう。

 

 

オーロラの輝きのように肌から香り立つオーラとなると、さぞかしフレッシュなフローラルムスクなのだろうと、普段の好みではない香りを、敢えて合歓の木の花のシーズン(初夏)に合うはずだと予想しての購入でした。ところが、フレッシュフローラルなへディオンを過剰投入してリフトアップされた香りは、オリエンタルだったのです。しかも、トップから何やら馴染のあるウッディノートが小さな爆発を起こしている。そう、それはヒノキの中のボルネオールでした。フレッシュフローラルなのに鼻に抜けるボルネオールの爆発は、オーラというよりも太陽のようで、時間と共に少しモスを感じるアンバーウッディへと変化していくのです。良くあるアンバーウッディ系の香りではなく、アンバーとウッディノートというオリエンタルベースな香りで、2度3度スプレーしてみて初めてトップのシトラスノートを感じることが出来ました。これは、フレッシュな香りでリフトアップされてはいるものの基本はオリエンタルで、オリエンタルな香りの中ではとてもユニークなスタートだと思います。合歓の木の花には香りがありませんが、それをイメージしたものはきっとハニー調のフレッシュフローラルのはず。ラストノートにはハニーノートも残りますから。ヒノキの精油をとても効果的に使用した彼らしいスタイルだと思います。オリエンタルだけど、初夏にもぴったりですよ。

(22/02/2021)

 

 

 

<Pierre Guillaume Paris Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜