2014年に発売された、アメリカ市場の限定品。アメリカ市場に向けて、連携をするという意味があったのか、手と手を取り合うタイトルとなりました。いえでも、ローズとウードが手と手を取り合っているのかもしれませんが。

香りは、少しパウダリーで柔らかなローズがウードと共に香るフロリエンタルなのですが、ムスクが結構多く、それがローズを包み込み、それをさらにウードが包み込んでいるというような雰囲気です。ウードはアニマリックなタイプではなく、アンバーウッディノートを少しスモーキーにしたようなタイプで、レザーの雰囲気はありません。力強くて男らしいウードではなく、とても洗練されたユニセックスといったところ。トップでは微かにフルーツが感じられたり、ハニーやバニラの甘さがベースに少しだけ隠されていたりしますが、後半は滑らかなウッディムスクが肌に残って香り続けます。

全体的に、何だかとってもフォーマルな印象のウードです。

(22/03/2018)