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Sampleレヴュー

 

 

■Acqua Notte (2016年)

青く光る夜の海。どうやらイメージしたのはイタリアの海岸のようですよ。

 

 

トップ:マリン、ベルガモット、ネロリ
ミドル:イランイラン、オレンジブロッサム、アイリス
ベース:シダーウッド、ベチバー、パチョリ、オークモス

マリンパチョリというのは、ここ10年くらいで夜の海を表現するのに使用されてきた組み合わせなのですが、そこにシトラスフローラルとモスを加えたというのが全体像です。マリンノートは強く香りますが、昔の製品ほどダイレクトではなく、刺激的でもありません。これくらいなら、マリンノートが苦手な方でも受け入れられそうな新しいマリンの形だと思います。(05/07/2019)


■White Gold (2016年)

モンテカルロで過ごしてするような、リッチな気分になれる香り。

 

 

トップ:ベルガモット、プラム、ペア、オゾンアコード
ミドル:ローズ、ジャスミン、アイリス
ベース:ラブダナム、トンカビーン、パチョリ、チョコレート、カラメル

これは好き嫌いが分かれそう。それは、とてもファッションフレグランスにありがちなフルーティーフローラルが軸にあるから。ランバンのエクラドゥアルページュに微かなオゾンとオリエンタルなベースを足したような香りで、ハニーフローラルがミドルを彩ります。そして最後はオリエンタルというよりもクリーミーなミルクバニラが肌に残ります。終わり方はグルマンなんですね。(05/07/2019)


■Babel's Heaven (2016年)

バベルの楽園では、こういう風が吹いているのだと想像して作られた香り。

 

 

トップ:ペア、ピーチ、ベルガモット、マンダリン
ミドル:クローヴ、ローズ、フリージア、マグノリア
ベース:アンバー、パチョリ、ムスク

トップで一瞬草の汁のような香り(オシメンと言います)が香り、驚いたのですが、そこからすぐにペア系のジューシーなシトラスへと変化します。ありきたりなフルーティーフローラルではなく、とても個性敵なアクセントがユニークさを添えていて、香りはゆっくりとフルーツの余韻を感じるムスクとなって薄れていきます。ミドル以降はムスクが主流となり、あっさりとした香りが肌に残ります。(05/07/2019)


■Musk Barrel (2016年)

バレルは樽のこと。石油の単位にも使われていますが、樽いっぱいのムスクということですね。

 

 

トップ:クミン、サフラン、ブラックペッパー
ミドル:ジャスミン、ハニーサックル
ベース:アンバー、パチョリ、シダーウッド、ムスク、サンダルウッド

クミンもサフランもどこへやら、シダーウッドムスクがドライに香ってスタートします。これはピリピリするほどスパイシーなのですが、サフランやクミンではなく、時間と共にアンバーウッディノートが全面に出てきます。甘さは強くないのですが、かといってドライでもなく、アンバーウッディノートらしさが続くのですが、少しメンズっぽく感じられるタイプかもしれません。後半はパチョリが効いたアンバーウッディとなりますが、とてもトルコや中東を感じられるエキゾチックな香りです。(04/07/2019)


■Sandal Harmony 7 (2016年)

どうして7が? どうしてサンダルウッドが調香にないの? 疑問ばかりが浮かぶサンダルウッドのハーモニー。

 

 

トップ:カルダモン、ジンジャー、ナツメグ、グリーンベルガモット
ミドル:アイリス、ヴァイオレット、スズラン
ベース:アンバー、ベンゾイン、シダーウッド、アニマルムスク

カルダモンを始めとしたスパイスたちが火花のようにパッと散って始まります。でもこのトップにはマスカットやペアにも似たフレッシュなフルーティーノートがあり、それらが全体を少しさっぱりと変化させています。その後は軽やかなフローラルノートがパウダリーな香りたちと共にウッディを彩るのですが、その様子はサンダルウッドではなくシダーウッド。でも、その後はアイリスとシダーウッドが滑らかに香り、サンダルウッドのようにも感じられてくるのです。アニマリックではなくとても穏やかなアイリスムスクが肌に残ります。(04/07/2019)


■Vanity Oud (2016年)

ご自慢のウードは果たしてどのような香りに? とってもラグジュアリーなイメージ画ですよね。

 

 

トップ:ライチ、プラム、ラズベリー
ミドル:ジャスミン、ロータス、オーキッド、フランジパニ
ベース:バニラ、アンバーグリス、ウード、シダーウッド

調香にもあるように、ウードよりもそれを彩る香りたちが主軸となって広がります。それはフルーティーなフロリエンタルで、少し可愛らしいフルーツのトーンがジャスミンと重なり、更にバニラが甘さを添えています。ウードという中東なイメージではなく、印象としてはトロピカルで、ウードというよりもこれはジャスミンのフレグランスとした方が良さそうなほど、ウードは行方不明です。(03/07/2019)


■Amber Salude (2016年)

スリランカのアンバーノートが、アラビア海を感じさせる、というもの。

 

 

トップ:マンダリン、ベルガモット、グレープフルーツ、クローヴ
ミドル:オレンジブロッサム、ハニーサックル、ヘリオトロープ
ベース:アンバー、トンカビーン、カシミア、コットンキャンディー、シベリアンパイン

香りはざっくりと言うとアンバーです。シトラスアンバーで始まり、オリエンタルなアンバーウッディへと変化していくというもので、トップのシトラスのみが鮮やかに弾け、それ以降のフローラルノートは強くは香りません。典型的と言えば典型的ですが、1つくらいは欲しいオリエンタルアンバーの香り。パウダリーなトーンが控えめで、案外あっさりと使えます。(03/07/2019)

 

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