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Richard James Cologne / リチャードジェームズ・コロン


<香 調> シトラスアロマティックウッディ
<仕 様> メンズ
<容 量> 100ml
<濃 度> EDC

トップ
ベルガモット、マンダリン、グレープフルーツ、レモン、グリーンライム、カルダモン、シナモン、ジンジャー、ピンクペッパー、オールスパイス、ブラックペッパー、バジル、ヴァーベナ、ジャスミン、オレンジブロッサム、パチョリ、サンダルウッド、シダーウッド、ベチバー、トンカビーン
ミドル
ラスト



2006年発売のリチャードジェームズ2作目。調香は前作と同じYves Cassarが手がけています。トップノートは延々と続くシトラスノートが満載ですよね。果実の香りと皮の香りがいっぱい入っています。香り自体も付けた瞬間からシトラスがブワーッと香りますが、一瞬で落ち着いて、今度はシトラスというよりもバジルの香りが広がります。スパイスも程よく効いていて、メンズらしいメンズの香りというよりは、カジュアルで使いやすそうなグリーンフレッシュ感があります。ベースにあるトンカビーンやベチバー、パチョリは影を潜め表にはあまり出てくることなく、バジルとジンジャー、スパイスの香りがコロンらしからぬ持続をします。

正規代理店がないため日本での購入は難しいのかもしれませんが、これは使い勝手の良さそうな香りで、とても好印象。ボトルは手で潰したような形になっており、少し捻ったキャップがとてもクールです。

(04/10/2006)

シトラスノートやスパイスが折り重なる調香となっていますが、香りはとてもシンプルなフレッシュシトラスアロマティックです。何よりすごいのは、シトラスが弾ける前に合成のフレッシュノートが弾けるところで、スプレーした瞬間に懐かしさが広がりました。合成のフレッシュノートはとても大切で、今でも多用されていますが、これほど大量にトップノートでスパークするような調香は、今ではあまり見られないからです。

そのフレッシュノートを追いかけるようにシトラスが香りだし、バジルの効いたアロマティックウッディへと変化していくのですが、ベースノートもとても軽やかでサンダルウッドが少しビターに香ります。調香を見ると精油感が強そうですが、大量のフレッシュノートの中に溶けているため、精油感は強くはありませんので、ワイルドになっているわけではなく、とても軽やかに使えるコロンです。翌年には同じボトルで3種のフランカーが発売されていますから、当時は結構力を入れて売り出したことが伺えます。

(08/04/2021)

 

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