*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | profice sns | Perfumers |
  

Bandit / バンディ


<香 調> グリーンシプレフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml、7.5ml
<濃 度> EDP、EdT、P

トップ
ネロリ、オレンジ、イランイラン、ガルバナム
ミドル
ジャスミン、ローズ、チュベローズ、レザー、カーネーション
ラスト
パチョリ、ベチバー、ムスク、オークモス



1944年発売で、1999年に再販されています。香りはもちろんシプレ系なのですが、少しガルバナムとフローラルが交じり合い、強いクラシックさは出ていません。レザーも香る比較的ドライなフローラルですからユニセックスでも・・・と一見考えてしまいますが、やはり肌に乗せてみると「女性」です。フラカ同様女性であることを謳歌しているような感じすらします。フラカとは全く別のタイプではありますが、素晴らしくまとまっている香りだと思います。フローラルは1つ1つが突出していないので、まとまった感じで「フローラルブーケ」という印象。そこにレザー、オークモスとウッド系が重なっていく感じですね。対象年齢は高めですが、「決して低くない」という言い方をしたい香り。

以下追記です。パルファムとの比較なのですが、EDPとPは少し違います。まず、EDPはアルデヒドっぽい香りが中にあってカーネーションを感じることの出来るシプレフローラルなのですが、パルファムはガッツリと強いガルバナムがトップで現れEDPよりも洗練されたモダンな雰囲気のシプレになっています。シプレはシプレなのですがシプレ具合はEDPの方が強くて、ラストノートになってようやく「兄弟」という香りになってきます。基本は同じラインの香りなのですが、雰囲気が違いますのでご注意を。

(08/12/2009)

 

ヴィンテージのEdTを追加です。詳細な年代特定が出来ないのですが、1960年代後半〜70年代前半の書籍に登場していますので、40〜50年前の製品だと思われます。これがもう現行品とは全く違った香りで驚いたのですが、現行品はクローヴ調の甘さのある柔らかさがあるのに対し、ヴィンテージのものはもっとドライで辛口のグリーンシプレなのです。どちらかと言えば現行品のパルファムに近いのですが、現行品ほどガルバナムは強くなくてパチョリが前に出てきているシプレになっています。現行品はヴィンテージよりずっと女性的で柔和なのに対して、ヴィンテージは背筋の伸びたキリリとした感じがします。香りの中のハーバルな部分を特定できないのですが、ガルバナム以外にもハーブがあり、ガルバナムと共に香っているのです。この青さについ後日、以下が判明しました。

 


最初の調香にはisobutyl quinolineがベースにあるということなのでisobutyl quinolineを香ってみたのですが、確かにベースに存在しています。isobutyl quinolineとはリコリスにガルバナムを加えたようなグリーン系でほの甘いウッディノートです。これがベースにあるからグリーンが長く香っているのでしょう。

どちらが良いということは言えず、共にそれぞれ良いと思うのですが、2つの大きな違いはムスクの種類とグリーンノートの強さだと思います。現行品のEdPよりもPよりもシプレ度が高いのがこのヴィンテージのEdTだったのです。

(21/10/2010)

 

 

ヴィンテージのパルファムとの比較です。上記にあるようなヴィンテージのEdTと印象はそっくりです。やはり同年代のものなのでしょう。トップではガルバナムが少し香り、次の瞬間から溢れるように辛口なシプレが香りだします。とにかく、一言で言うとカッコいい香り。確かにフローラルノートは複雑に絡み合って溶け込んでいますし、ゆっくりと香っているとフェミニンな姿をも感じさせてくれます。ヴィンテージのEdTよりもさらに香りは芳醇で深みを増し、肌とぴったり一体化して消えていくのですが、香りの厚みはあるのに濃厚に感じないという柔らかさをも保持しているあたりが、古き良き時代の香りだと感じさせてくれます。ヴィンテージは確かに香りが素晴らしい、でも現行品だってヴィンテージに負けず劣らず素晴らしいので、是非現行品をチェックしてみてください。ただし、ハウスパフューマーとなっているAurelien Guichardが全ての香りを再調整しているそうなので、今後は少し変化していく可能性はあります。でも、心配無用。今までの良さを保持しながら調整してきたAurelien Guichardのことですから、さほど大きな変化を感じないようまとめてくれるのではないでしょうか。

 

(31/01/2013)

 

<Robert Piguet Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜