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Absolu / アブソリュー

 


<香 調> オリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 30ml
<濃 度> EDP

トップ
フィグリーフ、マンダリン
ミドル
オレンジブロッサム、ブラックペッパー、リリー
ラスト
ラブダナム、トルーバルサム、ベンゾイン



2002年発売で、2004年にはこの真っ赤なバージョンのインテンス・レッドと言うものも発売されました。ブルーベルが取り扱いをしていたのですが、思うほどヒットはしなかったような気がします。香りは少し甘さのあるオリエンタルなのですね。ベースノートは全て樹脂系でまとめているあたりが、フルーティーフローラル全盛の中、少し流行に逆らった感がしました。それが香りにも現れていて、フローラルがあまり強くはないのです。樹脂系も渋さがなくて、ミドル以降はとてもソフトな香り立ちになります。その時点ではフローラルがなくなってしまっているので、少しクリーミーさも感じるようなソフトな香りが残り、続いていきます。

取り立てて珍しい香りではないのですが、優しい甘さがあり、派手さもないのでオフィスでも使いやすいのではないでしょうか。

(07/07/2006)

 

 

Jacques Cavallierによる調香で発売されたオリエンタルな香り。とにかくオリエンタルなオレンジ色の液体という印象しかなかったのですが、今になって思うと、グリーンではないもののフィグの欠片があったり、トップではたっぷりのオレンジがオリエンタルなベースを明るくしていたり、フローラルノートの軸はオレンジブロッサムだったりと、いろいろ感じられます。上記のレヴュー時のも記載のあるように、フルーティーフローラルの可愛らしい香りが全盛だった時代に発売された中では少し異質にも感じられるフロリエンタルで、フローラル感控え目なオリエンタル寄りの香りだったのでした。

ただ、全体的なバランスとしてはケミカルさがとても際立ち、フロリエンタルな軸であれば、もう少し違ったフローラルの方が良かったのではないかと思えてきます。今だったらパチョリを入れて少しシプレ調にしたり、フローラルノートもジャスミンやローズを強めてそう。広告を見るととてもセクシーさを前面に出した香りだったことがわかりますよね。広告の液体は透明に見えますが、色は強めのオレンジです。これはオレンジブロッサムの中に使用されている香料のせいで、経年でどんどん強めのオレンジになるためです。色は濃くなりますが、香りに影響はありません。

(17/12/2021)

 

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