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Lui / ルイ


<香 調> ウッディオリエンタル
<仕 様> メンズ
<容 量> 100ml
<濃 度> EDT

トップ
ベルガモット、ネロリ
ミドル
シカモアウッド、ヘイ、シダーウッド
ラスト
アンバー、パチョリ、バニラ



2003年発売で調香はMichel AlmairacとAmandine Marieが担当。シトラス系のトップからアンバーの甘みへ続く少しスパイシーでウッディな香り。シカモアの木ってなんだろう…と調べたら、 シカモアウッド→鈴掛の木→プラタナス と判明。なんだ、プラタナスのことなんですね。

 

 

簡単に言うとオレンジバニラにスパイス加えたウッディ系なので、カジュアルにもフォーマルにも使えて且つ男性的にまとまってる香りだと思います。簡単じゃないですね・・・。ゆらゆら揺れるボトルもロゴもクールで、少しセクシー系のオリエンタルなメンズ香です。

(07/07/2006)

 

ファッションフレグランスのメンズボトルがまだ、デザインに凝っていた時代、特にクールな商品が多かった頃のボトルです。市場の評価はいまいちだったのか、フランカーが作られることもなく、この香り1つで使われなくなってしまったことを考えると、残念な気がしますが、ボトルは使いまわしても良い出来なのでは?

以前はクールに感じたロゴは大雑把に感じられてしまいましたが、LuiやLeiのようなタイトル(性別)は、今後一層減っていくだろうと考えると、やはりその時代背景を映した商品なわけですよね。

久しぶりの確認レヴューですが、アンバーウッディノートをまだ知らなかった15年前に比べると、ありありとアンバーウッディノートが軸にあることが感じられます。とても軽めでシンプルなアンバーウッディノートを軸に、合成香料のウッディノートやアンバーノートで補填し、トップはシトラスノートでリフトアップを、スイートノートとアロマティックノートを足したような、ふんわりとアイリス調のヘイを配置したというのが全体像。高濃度化した現代の香水とは根本的に組み立て方(フォーミュラの)が違うのだろうと思わざるを得ない、シンプルな軽やかさでゆっくりと広がり、ウッディオリエンタルとなって消えていきます。メンズフレグランスがフゼア一辺倒だった時代に別れを告げた頃の香りです。決して良くないテイストではないのですが、高濃度化しても現代には合わない香りで、スパイスを多用し、精油感を少し足してもう少し力強くしたら良さそう。きっと、こうした感覚でリフォーミュラされていくのでしょう。

(16/12/2021)

 

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