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Santalia / サンタリア


<香 調> シトラスウッディフローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 30、50ml
<濃 度> 不明

トップ
不明
ミドル
ラスト



 

メルマガの035号にてご紹介した内容に追記してのレヴューとなります。ヴィンテージの香水によくあるボトルなのですが、これはボトルの横に3本の斜めのラインが入っているあまり見かけない形です。調べてみると1979年発売という情報が出てくるのですが、どう見ても30年どころじゃないヴィンテージ感なのです。おかしいなぁ・・・と調べていくうちに79年の製品はラベルが上記のものとは違い、もっと美しいものになっており、ボトルも簡素化されていることを知りました。ということは、この製品は一体何? と、調べてたどり着いたのがオフィシャルサイトのカタログだったのです。カタログは検索にかかりませんし、フランス語のオフィシャルの奥に眠っているために、パッと気づかなかったんですよね。それでも、カタログを見た瞬間に声をあげてしまいました。

それは、1930年のカレンダーを配したイギリスの広告の中に映っていたのです。そう、こちらの商品は1930年以前の品だったわけです。なんというところから発覚したんだか・・・と感激したのですが、堅くて開かないというこちらの商品はほぼ未開封で完璧な保存状態なのです。80年以上も眠っていたなんて。

香りはSantaliaという名前からしてSandalwood系だと想像していました。広告にもSandalwoodの石鹸がありますし。でも、惜しげなく開封したボトルからあふれ出たのは、すっきり爽やかなシトラスウッディフローラルだったのです。イタリアとサンダルウッドわかけた造語だったのかもしれませんね。思わぬところで1930年以前の品だと判明したその当時のフレッシュな香りは最初、強いシトラスノートとサンダルウッド(+シダーウッド)がどっしりと香り、フレッシュなのに厚みのある香りで始まります。フランキンセンスも入っているように感じるのですが、ミドルから出てくるのはローズなのです。しかも、ローズアブソリュートですよ、きちんと。そこからはローズアブソリュートにウッディノートが重なる感じで渋く落ち付き、最後までローズアブソリュートが残ります。何よりも、大きな劣化香を感じないままラストノートを迎えたことに驚くばかりです。その他にも香りにはゼラニウム、ブラックペッパー、クローヴ等が使用されているように感じますね。コロンというには持続が良いのですが、パルファムというには少し軽やかかな、という感じがします。ボトルにはEssenceとしか記載がありませんので、濃度自体はわかりませんが、とてもロマンに溢れており、ただそれだけで嬉しくなります。

(27/10/2011)

 

1つだけでもレアなのに、同じ時代の小さなサイズを見つけることが出来ました。こちらは明らかにパルファムで、大きなサイズとボトルデザインは同じでノンシリコンキャップなのですが、香りが違うのです。それは濃厚だから。小さなパルファムは精油そのままのサンダルウッドが全面に香り、おが屑のようなウッディノートが柔らかく香るのです。おそらく以前はトップノートがもっとフレッシュに存在していたのでしょう。こちらを香ると大きなボトルがEdCで、小さなボトルがパルファムだったのではないかと推測されます。

精油は種類にもよりますが、ウッディノートはあまり劣化せず品質が保たれるのだということが、この香りからもわかります。ローズアブソリュートはサンダルウッドが一段落してからジワリジワリと香り始め、スパイスがゆっくりと重なっていくというロースタート。とてもリッチなサンダルウッドのパルファムに感じられるのは、バニラの甘さがないからなのかもしれません。

(24/01/2019)

 

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